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みみみみ  作者: 椥桁
日常
365/448

365 爽快

「雪ちゃん、いつの間に飲み干してたの」

 瑞葉(みずは)は恨めしそうに、美雪(みゆき)の飲み干したカラのペットボトルが入ったゴミ箱を睨みつける。

「こっそり」

「あたしに笑かされて吹いちゃわないか心配じゃなかった?」

「そんな心配しないよ……」

「そういえば雪ちゃんあまり笑わないよね。笑いの沸点高いね?」

「お前が面白いことしようとしてるのはわかってるから」

「期待が高いのか!」

「そんなとこ」

「海彩ちゃんは笑いの沸点低いのにね」

「え~。アタシも笑わないよ~」

「笑って!」

「あはははは~~」

 海彩(みどり)はお腹を抱えて笑いだした。

「それはもう沸点が低い高いとかじゃなくて崩壊しとるわっ」

「ほう……」

「相槌とかいいからっ」

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