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みみみみ  作者: 椥桁
日常
364/448

364 有言実行

「三人ともジュース同じにしちゃうとさ……」

「何?」

「ん~?」

 両手で握るペットボトルに顔を落とした瑞葉(みずは)に、美雪(みゆき)海彩(みどり)が反応する。

「ペットボトルが混ざっちゃったとき、どれが誰のかわからなくなるよね?」

 にやりと不順な笑みを浮かべながら瑞葉は顔を上げた。

「わたしは先に飲み干すから大丈夫だよ」

 なんでもないように美雪が答える。

「先手を打たれた!?」

「……どうせ間接キスとかするつもりだったんでしょ」

「違うよ。直接キスだよ」

「ジュースの意味はっ!? 会話の流れの意味はっ!?」

 美雪は思わず声を荒げた。

「だって、ジュース飲んだあとにキスしたら甘くて美味しそうじゃん?」

 瑞葉がゴクリとジュースを一口飲み込む。

「いや、繋がってないし、知らないし、させないし」

 ゴミ箱にカラになった美雪のペットボトルが捨てられた。

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