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みみみみ  作者: 椥桁
日常
352/448

352 好敵手

「あたしと会話噛み合わないのが疲れるんなら、海彩ちゃんと話すときも疲れちゃわない?」

 瑞葉(みずは)が頭を押さえながら不満げに口を漏らした。

「海彩はいいんだよ。寧ろ癒されるし」

「えへへ~」

 美雪(みゆき)がちらりと目を向けると、丁度目の合った海彩(みどり)が嬉しそうにわしゃわしゃと頭を掻いた。

「わかる!!」

 瑞葉が手の平を返す。

「えへへへ~」

 それでも嬉しそうに、照れたように、海彩は自分の頭を掻いた。跳ねた髪が元気に揺れる。

「お前はさっき、海彩のことちょっと貶してなかった? 話が噛み合わないって」

「いやいや、あたしと同じレベルまで上がってきたなーって称えてたんだよ!」

 手を叩いて誤魔化そうとする瑞葉。

「これでアタシも、雪ちゃんのお嫁さんになれるね~」

 ニコニコしながら海彩は両手を合わせた。

「前言撤回していいかな」

「ええ~~!?」

 美雪はわざとっぽく溜め息を吐いてみせた。

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