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みみみみ  作者: 椥桁
日常
342/448

342 セーフ

「さて、椅子も奪っ……確保したことだしお弁当食べよっか」

 瑞葉(みずは)静岡(しずおか)さんの机を動かし美雪(みゆき)の机に合わせ、そこに着席する。

「うん~」

 海彩(みどり)も自分の机を反転させると美雪の机にくっつけて座った。

「なんかわたしを中心に集まってきたみたいでアレだな」

 少し恥ずかしそうに美雪は照れた顔をした。

「そんなこと全然ないよ! 雪ちゃんは世界の中心だよ!?」

「それこそ全然ないからっ!」

 瑞葉の本気であろう言葉に美雪は全力で否定した。

「中心にいる人は、自分が中心にいることに気付かないんだよ」

「なんだよ、誰の言葉だよ……。それより瑞葉、お前さっき“奪った”って――」

「言ってないよ。言いかけただけだよ」

「一緒だよっ。思ってれば一緒っ!」

「でもちゃんと許可取ったし!」

 美雪に責められ瑞葉は反論する。

「それは見てたけど」

「ならセーフ!!」

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