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みみみみ  作者: 椥桁
日常
325/448

325 いっしょ

「じゃあ今日の帰りにクラス委員決めるから、皆考えとくように」

 最後にそう言って、三田(みた)先生は教室を出ていく。廊下に出る直前、三田先生の口元が僅かに緩んでいた。欠席者がいないことに安堵しているようだった。

「にへへ」

 瑞葉(みずは)の顔もいやらしく弛む。

「変なこと考えてる顔だ~」

 海彩(みどり)が瑞葉の席までやってきて、その頬に指を刺した。

「立候補するのか?」

 美雪(みゆき)もやってきて、瑞葉の顔から海彩の指を抜いた。

「するわけないじゃん!」

「なんで?」

 立ち上がり大きな声で否定する瑞葉に美雪は尋ねる。

「理由を訊くの!?」

「ききたいな~」

 海彩は両手を合わせた。

「そんなの雪ちゃんと海彩ちゃんに会う時間が減っちゃうからだよ!」

 その言葉を聞いた海彩は顔を綻ばせ、美雪は頬を染めて目線を逸らした。

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