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みみみみ  作者: 椥桁
日常
304/448

304 時差ボケ

「遅刻する前に学校行こうか」

 そう言って瑞葉(みずは)が歩き出した。

「お前が言うなっ」

 呆れながらも美雪(みゆき)は瑞葉に付いていく。

「遅刻する前に学校に行こう~」

 その後ろを追いかけるように遅れてスタートした海彩(みどり)は、瑞葉の最初の言葉を繰り返した。

「いや、わざわざ海彩が言い直す必要もないけど……」

 美雪が控えめに告げる。

「違うよ雪ちゃん。海彩ちゃんのは時差だよ!」

「そんな時差ねーよっ」

「本当はあたしよりも先に言うつもりだったんじゃないかな?」

 瑞葉は独自の理論を語りだす。

「どういうこと?」

「ほら~。アタシって遅れてるとこあるから~」

 海彩は瑞葉の理論を説明しようとした。

「ねー、海彩ちゃん遅れてるとこあるからねー」

「そんな遅れ方ねーよっ!」

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