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みみみみ  作者: 椥桁
日常
303/448

303 中に入れる

「立ち話もなんだしとりあえず中に入ろうか」

 そう言って瑞葉(みずは)美雪(みゆき)の家の扉に手を掛けた。

「それはお前の台詞じゃないだろっ」

 開けられないように、美雪が扉を押さえる。

「立ち話もなんですので、家の中に入りませんか?」

「言い方の問題じゃなくてっ!」

 丁寧に頭を下げた瑞葉に、美雪は困惑した。

「アタシはベッドでいいよ~……ふああ~……」

 重い瞼で閉じられた目をこすりながら海彩(みどり)があくびをする。

「さらりと条件を良くすなっ」

 ツッコミと眠気覚ましの意をも込めて、美雪は海彩の頭を手刀で軽く叩いた。

「あたしは雪ちゃんの膝の上がいいなー!」

「アタシも、雪ちゃんのベッドの上で雪ちゃんに膝枕されたい~!」

 各々希望を言い合う度にそれが過激になっていく二人。

「それ……最高……!」

「お前らっ!!」

 海彩の提案に瑞葉が生唾を飲み込むと、頭を美雪にすぱーんと叩かれた。

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