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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
205/448

205 一目

「んー……」

 美雪(みゆき)が自分の財布を開いて中身を確認する。その表情は憂いを帯びているようだった。

「どうしたの~? おサイフ落としちゃった~?」

 海彩(みどり)が心配する。

「節穴にも程があるだろっ……」

 逆に美雪が海彩を心配した。

「あれかもよ。バカには見えない財布、かもよ?」

 瑞葉(みずは)が思いついたように言う。

「またかよっ」

「あたしも見えない」

「やっぱりなっ!」

「えへへ」

「てか、バカには見えない○○なんて存在してないから」

「わかんないよ? バカだから見えないだけかもしれない。バカの定義って人それぞれだし」

「哲学かっ」

「違うよ!? バカだよ!!」

「おまえはそこそこ頭いいよ」と、美雪は声には出さず心の中で呟いた。

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