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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
198/448

198 おわかり

「はーい、なんでしたかー?」

 店員のお姉さんが店の奥から現れた。

「……ばるんばるんしよる」

 小声で瑞葉(みずは)が呟く。

「くふっ……ふ……」

 それを聞き取った海彩(みどり)は、笑い声が漏れないよう上下の唇を必死に結ぶ。

「やめなさいな……」

 美雪(みゆき)が呆れるように言った。

「……? ……? ……?」

 瑞葉の声が届かなかったらしい店員は何が起こったのかわからず、三人を順番に観察する。

「あ、ごめんなさい、なんでもないです! ご注文お伺いしてください!」

 にやにやと笑みを浮かべる瑞葉。

「おまえが言うなっ」

「えーと、それじゃあ、ご注文をお伺いしますね?」

「おひや」

「またかよっ」

「ぷふっ」

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