表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
186/448

186 すませば

「ううう~……。恥ずかしくてもうオシッコできない~……」

 机に額を擦り付ける海彩(みどり)

「瑞葉が言ってたのは全部嘘だから気にすんな。そんな大きな音、出るわけないから」

「ええ~……。でも、気になるよ~……」

(ゆき)ちゃんが確かめてあげればいいんじゃない!?」

 瑞葉(みずは)が提案する。

「雪ちゃん、確かめて~」

 海彩はスカートを摘むと、それをヒラヒラと揺らした。

「さっき出したばかりだろっ」

「出すよ~。雪ちゃんのためなら、アタシがんばって出すよ~」

「目的がずれてるっ」

「目的ってなんだっけ~?」

「雪ちゃんにおしっこの音、聞いてもらうんだっけ?」

「誤解を招く言い方すんな!」

「雪ちゃんがおしっこの音聞きたいんだっけ?」

「余計誤解されるわっ」

「トイレで耳をすませる雪ちゃん」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ