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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
185/448

185 二人がいるから

「海彩ちゃんのおしっこ、勢い強すぎてトイレの壁壊れるかと思った」

 机に突っ伏し恥ずかしさで悶える海彩(みどり)を、楽しそうに見守る瑞葉(みずは)

「うそつけっ」

 美雪(みゆき)は瑞葉の話をこれっぽっちも信じない。

「ほら! 今嘘つけって命令した!」

「小学生かよ」

「…………」

「なんか否定しろよっ」

「小学生だよ!」

「嘘つけっ」

「くっ……、八方塞がりか……!」

「そんなに塞がってない」

「うう~……。アタシの人生も八方塞がりだあ~……」

 海彩が声を震わす。

「まったく塞がってないよ。塞ぐ要素がないよ」

「六方塞がりだあ~~……」

「数の問題じゃなくてっ」

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