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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
169/448

169 シリア

「海彩ちゃんは演技派だからなー」

 瑞葉(みずは)は一人でうんうん、と頷く。

「そうかあ?」

 疑いの眼差しを海彩(みどり)に向ける美雪(みゆき)

「ふっふっふ、その時点でもう雪ちゃんは海彩ちゃんに騙されているのだよ!」

「ふふふ~。だましてる~」

 瑞葉の自信満々の言葉に、海彩はニコニコの笑顔を浮かべる。

「その顔でもうばればれだからなあ……」

 溜め息混じりの美雪。

「ごめん、瑞葉~。バレちゃった~」

「まあ、雪ちゃんだからね、仕方ないね」

「誰でも気付くわっ」

「でも嘘が上手な人って、騙せなくてもいいときはあえて癖を隠さなくて、本当に騙したいときだけ癖を隠すよね」

「何それ?」

「なんか今、海彩ちゃん見てたら思いついた」

「ほんと、てきとーだな。おまえ」

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