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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
130/448

130 自爆

「ズドドドド!」

 瑞葉(みずは)が人差指を回しながら美雪(みゆき)の頬をつつく。

「やめろっ」

「あはは~っ」

 それを見て海彩(みどり)は笑う。

「海彩ちゃんが笑ってくれるから、つい」

 手を止める瑞葉。

「は~……たのし~……」

「海彩ちゃん楽しいって!」

「でしょうね」

「ズドドドド!」

 再び、瑞葉は指を回転させ美雪の頬をつつく。

「だからやめろって!」

「海彩ちゃんが笑ってくれるから、つい」

「知ってるよ……、さっき聞いたばかりだよ」

「は~……、でも~、ドリルんふっ……ふふっ、穴がっふふふっ……、ふっ」

「大丈夫か、海彩?」

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