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130 自爆
「ズドドドド!」
瑞葉が人差指を回しながら美雪の頬をつつく。
「やめろっ」
「あはは~っ」
それを見て海彩は笑う。
「海彩ちゃんが笑ってくれるから、つい」
手を止める瑞葉。
「は~……たのし~……」
「海彩ちゃん楽しいって!」
「でしょうね」
「ズドドドド!」
再び、瑞葉は指を回転させ美雪の頬をつつく。
「だからやめろって!」
「海彩ちゃんが笑ってくれるから、つい」
「知ってるよ……、さっき聞いたばかりだよ」
「は~……、でも~、ドリルんふっ……ふふっ、穴がっふふふっ……、ふっ」
「大丈夫か、海彩?」