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「海彩ちゃん、ほっぺたとおっぱいどっちが柔らかい?」
「言うと思った」
「あ、いま雪ちゃん“言うと思った”って思ったね?」
「実際に言ったんだよ」
「え~」海彩が自分の頬を指でふにふにと摘む。「どっちだろ~?」続けて自分の胸の上に手を乗せて揉もうとする。
「こらこらやめなさい」
止める美雪。
「え~。なんで~?」
「他の人の目もあるから、やるならせめて自分ちとかにしなさい」
「え、なんで?」
「今言っただろっ」
「くっそーっ。雪ちゃんがいなければ今この場で胸揉み海彩ちゃんが見られたのに!」
「そこは止めろよ。友達として! っていうかやらすな!」
「じゃ~、また今度、アタシのうちでね~?」
「あっ、はいっ、了解っス!」
「だからやめろって!」