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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
121/448

121 自信

「海彩ちゃんのほっぺた、どっちが肌色?」

 瑞葉(みずは)海彩(みどり)の頬に指を差して美雪(みゆき)に尋ねる。海彩の片方の頬は健康的な色をしているが、反対側の頬は先程瑞葉につつかれたせいでまだ赤くなってた。

「アタシほっぺたやわらかいよ~」

「ごめんね、海彩ちゃん。今柔らかさの話じゃなくて色の話してるの」

「不憫な」

「で、どっち?」

「まあそりゃ赤くなってない方だろ」

「やっぱそうかー」

「わかってるなら赤くすな!」

「いやー、ほっぺた柔らかそうだったからついでに」

「でしょ~!」

 海彩は自分で両頬をふにふにと摘む。

「色の話から柔らかさの話になったよ!」

「良かったな、海彩」

「雪ちゃんも、アタシのほっぺた赤くなるまでつついていいよ~?」

「しません」

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