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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
101/448

101 物理

「アタシ、裏口から学校入ったことないよ~?」

「このレベルはヤバいねっ?」

「やばいなあ……」

「え~、瑞葉と雪ちゃんはあるの~?」

「ないよ」

「ないけど、そういう意味じゃなくてな……」

「でも海彩ちゃん、中学の頃は一度も補習とか受けてなかったじゃん?」

「まあ……言われてみれば、確かにそうだけど」

「こんなんでも実はそこそこ頭良かったりするんじゃない?」

「こんなんって、おまえな……」

 瑞葉(みずは)美雪(みゆき)海彩(みどり)を見る。当の本人は何も分からずニコニコしている。

「こちらのお嬢様の……」

「そこまで持ち上げなくてもいいからっ」

「海彩ちゃんのお父さんとお母さんって、パッと見すごそうだしさ」

「パッと見じゃないだろ。素で凄い人達だよ、海彩の両親は」

「その血が流れてるんだから、きっと立派な勇者に」

「ならないよ。流れてるのは学者の血だよ」

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