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天才は大人になって少しは落ち着いたようです(前編)

『…7時か。』


継葉が目を覚ますと、冬香はそこにはいなかった。



『何だ?このメモ…』



彼は、冬香の寝ていたベッドに置かれていたメモを取った。



「やぁやぁ継葉たん^^おっはー☆お姉ちゃんは帰ったけど、お姉ちゃんが来ない間にギャルゲとかやってハァハァしちゃだめだよー?約束なんだからね☆」



『・・・毎回思うけど、気持ち悪ぃ・・・』


継葉は、いつも通りパンを取り出し、目玉焼きを焼いて、一人で食べる。


本当なら彼の彼女に住んでもらっても良いのだが、「結婚するまでは無理」ということらしく、まだ同居はしていない。


『・・・そういや、今日は休みだな。たまには外に出るか・・・。』


彼は、自宅の近くにある書店に行くことにした。


学生の頃の彼は、それはそれは痛い痛い人であったのだが、大人になって少しは落ち着いたようである。


彼は、重い足を引きずるようにして、コンクリートの地面を踏み締めた。


                 

                 第8話 終



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