天才は大人になって少しは落ち着いたようです(後編)
彼がライトノベルコーナーに行くと、1つの商品が目に留まった。
『あ、萌えポテチじゃんw新味・・・ふむふむ。シーフード味と米味ねぇ。まぁ、系列の影響で売ってんだね。買ってくとするか。』
すると彼は、毎月読んでいる某ライトノベルのコーナーへ向かった。
『あ、●●も新刊出てんじゃん。姉ちゃんと・・・あぁ、●田さんと□井さんにも買わないとな・・・。』
●田と□井とは、彼が所属しているサークル「インフィニッシュ」のメンバーである。
『へぇ。まぁ、ざっとこんなところかな・・・。』
そう言うと、彼は10冊ほどの文庫本を抱え込み、レジへと向かった。
-----店内
継葉が店から出た後に、近くにいた2人の男性が話していた。
『・・・社長、売れましたねぇ。』
『あー、やっぱ最初に買ったのは滝鮫くんだったかー。』
話していたのは、この書店などを統治する会社の社長、瀬橋博信その人であった。
『それじゃ、売れたことだし帰りますか。僕もこの後用事があるしねw』
やがて彼らは、店から出て行った。
--------継葉のマンション近く。
『いやぁ、いい買い物だったw』
『それにしても、帰りに寄ったあのケーキ屋wスイーツ(笑)とか言い過ぎだろw』
彼がマンションに帰ると、数人の男女が待っているだろう。
今日は、彼の生まれた日だ。
最終話 終
今回は、「上々日々」の時とは違う、ソフト(?)なタッチで書かせていただきましたw
また、このシリーズ物を投稿したいと思います。
別の作品も投稿しますのでヨロシクぅ!




