電話
第2話です!
・・・・えっ?
いきなり来て名前も告げず何なんだ?
こんなことを思っていたが、気味が悪いので急いで戸締りをして回った。
最後の窓を閉めようとしたとき黒い物体が、こっちを見てきた。
その物体は、まるで人間の影のようで、2階建ての家の高さぐらいの大きさだった。
「気持ち悪っっ!」
裕太は急いで窓を閉めた。
窓の外は見てはいけない世界のような気がした・・・
見てはいけない。そう自分が伝えてくるような感覚になった。
運の悪いことに、俺以外の家族は海外旅行に行ってしっまている。
「何なんだよ・・・」
誰もいないが、言葉に発しないと気が落ち着かなかった。
何でこんなときに限っていないんだよ・・・
そして、ふとテーブルを見たときにケータイが目にはいった。
あっ。太輔に連絡とろう。
すぐに電話を掛けた。
・・・プルルルル
「はい。桂です。」
「え~と。鶴屋ですけど太輔くんいますか?」
「おぅ裕太?俺だけど。どうした?」
「あのさ俺の家のまわりに黒い影みたいなのがいるんだけど、気持ち悪いんだよ。
なんかでっけ~やつ」
「裕太も見たんだ。よかった~!」
「うそ!お前も?なんか気味悪くね?」
「うん。てか不気味な女に戸締りしろとか言われたんだけどさ。裕太の家にも来た?」
「来た来た!なんかいきなり言われて理由教えてくれないし。」
「俺も俺も!何なんだよなぁ。えっ?」
「何?ど~した?」
「裕太!テレビつけてみろよ!あの黒い物体が映ってる!」
「うそ?・・・ほんとだ!何これ?」
「わかんねっ。でも俺らが見たやつじゃん?」
「うん。」
プープープープー
なんで急に切れるんだよ・・・
ケータイの画面を見ると真っ黒な画面になっていた