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日常2
清水寺の帰り道から、彼によく連絡をするようになった。
「おはよう」と「おやすみ」は、毎日送った。
三日目あたりから、文字ではなくスタンプで返ってくることも増えた。
学校では、なぜか周りに気づかれないように二人で帰ったりもした。
それが少し特別で、私はその時間を大切にしていた。
そんな毎日を三ヶ月続けて、私たちは卒業した。
気づけば、「おはよう」と「おやすみ」を毎日送ることはなくなっていた。
その代わり、彼はTikTokの動画をよく送ってくれるようになった。
理由は分からないけれど、その方が少しだけ嬉しかった。
もう、特別な関係ではないのかもしれない。
それでも私は、彼の日常の中に当たり前のように居場所を見つけていた。




