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短い詩7

1、火痕


俺はいつかこの世から消える

そう望んでいるからだ

消えて初めて 貴女を独占できる

仄暗い喜びと歪んだ愛は 貴女のためだけに

消えることのない火痕(かこん)となる



2、額装


見せし想いが同じならば

それを切りとって

記念に額装しましょう

思い出の一つに飾るのよ



3、森のピアノ


月が呼ぶやさしき音色

風に溶けさまよう

森のピアノ 

奏でる人はいなくとも

静かに鳴り響く音色

聞き手は妖精と精霊と

このピアノを造った

職人の魂



4、誰よりも


誰よりも美しく

誰よりも華やかで

誰よりも聡く

誰よりも淑やかで

誰よりも誇り高く

誰よりも地位が高い


そう──

私はこの世界で皇帝となった

女帝だ 世界の支配者だ

虎視眈々と狙ってきたもの

決して手放すことはしない


もはや私に敵う女などいない

私の地位を畏れ私の魅力を恐れ

言い寄る男もいないのだから

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