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第1話



 うー…



 「魔法生(エージェント)」を育成するための学院、”王立総合学院テクノスアカデミー“。


 今日は学院の入学式で、このあと友達と、待ち合わせ場所で合流することになっていた。


 無事に入学することができたのはいいが、素直に喜べない自分がいた。


 …というのも、入学時に生徒が所属する「クラス」が決められ、魔法生ならではの称号が付与されることになる。


 俺に与えられた称号は「ソードファイターI」


 これは、各魔法生に適した9つの系統、



 戦士系


 遠隔系


 後方支援系


 僧侶・神聖系


 魔法・魔術系


 召喚・テイマー系


 文化系


 生産系


 複合系



 のうち、戦士系に属する「ソードファイター」に任命されたことによる称号だった。


 そして、配当ランクは“I”。


 ——つまり、最弱ということになっている。



 …まあ、別に気にしてもって感じではあるんだ。


 新入生の大体のランクは「I」だし、系統だって、別に優劣がつくようなもんじゃない。


 問題は、そう、“最低のクラス”と称される「E」組に配属されたことだった。


 「魔法生予備軍」と称されるこのクラスは、6つあるクラスのうちの最低評価グループとみなされており、ここに配属された生徒の大半は、1年後の学年更新テストにおいて「退学」を通達される可能性が高い。


 無事に学院に入学できたのはいいが、全然安心できる立ち位置じゃなかった。


 この1年間で成績が悪ければ、強制的に学院から追い出される可能性がある。


 それに比べて、“ルーク”のヤツは…

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