007
あれから、いくばくかの月日が過ぎた。
みんなでレイドを組み、ダンジョンボスを攻略していって、とうとうひとつの塔を制覇したりした。
オークたちに占領された砦を、みんなで解放したりもした。
うん、楽しかったなあ。
そうそう、砦からは日誌が見つかり、言語スキル持ちが解読したところによると、神からの啓示があり、大移動というのが行われ、異世界人たちはこの世界を去ることにしたらしいのだった。
いきなり世界を捨てろだなんて、横暴な話だと思うけど、それが罷り通っちゃうんだからすごいもんだ。
俺はというと、相変わらず、キャンプする気分でこの世界に入り浸っている。
最近結婚して、嫁諸共スローライフを楽しんでいるけれど、子供をここに連れてこれないのが残念だ。
ああ、異世界に来れてよかった、そう思う。
明日からまた仕事、さて、また一働きしますかねと、いつものように気合を入れつつ、この週末は、終わるのだった。
どうも、作者です。
このたびは大変短い間でしたが、拙作にお付き合いいただいて、まことにありがとうございました。
駆け足での進行になってしまいましたね。
いやあ、小説って書くの大変なんですね、書いてみるまで分かりませんでしたよ。
もっと勉強しないとなと痛感いたしました。
またどこかでお会いできればと思います、それでは、またの機会に。