表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/16

姫抱っこしろとかマジかよ


「何よ...その顔...上司の言う事、聴けないって言うの!?」


「あ、や、俺はもう、あなたの部下ではありませんし...」


「じゃあ、身体から力が抜けて困ってる女のひとのこと、助けられないって言うの?」


俺は折れた。


「はい、分かりました。

直せばいいんですね...」


その後。


目のやり場に困らなくなったと思ったら、

今度の命令は重労働だった。


「ありがと...次は...姫抱っこで、私の家まで送って頂戴」


「ええええええ...」


「何よ、その嫌そうな顔...」


「私、そんなに重くないわよ。

ほら、くびれもあるの。結構痩せているんだから...」


そう言ってスーツの上着をめくって見せて。

綺麗なボディラインを俺に見せつけてきた。


「山野井さん、相当、酔ってますね...」


「体重は44キロなの...。その上腕二頭筋なら

軽々と運べるよね...?腹筋も凄そうだし...」


俺は確かに、学生時代は

バスケの強豪校のバスケ部にいたから、

マッチョといえばマッチョなんだけどな。


山野井さん家がどこか分からないからな。


そこはそれ、姫抱っこでどこまで運んだらいいんだわからないのはごめんだぞ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ