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昔々に王家から褒美を貰ったのが自慢の村です!  作者: たぬき(旧、よっすぃ~)
1章 祭りと行商人と面倒事が一緒にやって来た晩春
2/3

1話 いつもより早い行商人と楽しみの到着

ア)本作品で主人公(男)を勤めさせていただきますアルフです。


ベ)主人公(女)予定のベティです。


ア)何かあった?


ベ)獣の気分次第で仕事が無くなるかもしれないから予定らしいわ・・・

しかも割り込みとか章や話の設定も理解してないみたい・・・


ア)ゴチャゴチャとした作品になりそうだね・・・


ベ)今の所、村での仕事以外で決まってるのは前書きと後書き位だけど

あまり押し付けるように増えたら考えなくちゃね・・・


ア&ベ)それでは改めて1話になります。

はじめまして『アルフ』です。


簡単に自慢の村の紹介をさせていただきますね。


なんてことはない辺境のダングラー領にある、さらに僻地にある深緑の森の入り口にある開拓の村で、ダングラー領の街や他の大きな村からは森の村と呼ばれています。


何代か前の王族が視察で領都に来たついでにと、森へと入って狩りをして張り切りすぎて落馬しちゃったそうな・・・

その時に家と薬を提供して助けたんだ!と、じいちゃんはいつも自慢そうに話をしてる。

で、助けて数日を過ごして帰ってしばらくした後に、疲れ果てた顔をした使者さんがやって来て、農具とお金を褒美として貰ったのがこの村の自慢です。

しかも魔鋼(まこう)だったんです。

わざわざ魔鋼でクワとカマにナタを作って褒美にしてくれるなんて、よほどの大ケガだったのでしょうね、その王族の方は・・・(汗)


ここには畑仕事と狩りがほとんどで、荷運びと農耕に使う牛が4頭とたくさんの鶏の世話は妹がしてます。

この先は森しかない村なので、訪ねてくる人もほぼ来ないので宿なんてありません。

食堂や酒場もなく、家具もやってる大工の親方と加治屋に、薬草の栽培と採取で薬を作ってるお婆さんがいるくらいです。

もしもの時のために、行商人から残った品をうちで買い取って村人に売ってるくらいの村です。

(((クイッ!クイッ!)×2)両側からズボンを引っ張る双子)

(ちょっ!お兄ちゃんは今、お仕事で忙しいから向こうのお姉ちゃんの所に行っててな~)


・・・他のの住人は18家族で、うちも合わせると全部で90人ほどが住んでます。



春一番の種まきが終わった頃、いつもなら種まきが終わった晩春の祭りの前に来るはずの行商人の馬車がやって来て、村ではみんな浮き足立っていました。



この村では娯楽がほとんどなく、数ヵ月に1度は来てくれる行商人が最大の娯楽となっています。

その行商人の馬車が夕方に村に着いたばかりで、今はうちの村長邸(ボロい家)でささやかながらもてなしているところです。


明日は行商人が朝から広場で商品を並べるとあって、待ちきれない子どもやがたまに窓から覗いていますね。

・・・あっちの男どもは酒とタバコが待ちきれない連中でしょう。

向こうの若者たちはプレゼントにと頼んだアクセサリーが待ちきれないだけだな・・・


行商人がなんとか来てくれるのはこの地域のまとめ約をされてる貴族で領主の『ギルバート・ダングラー』様から依頼としてある程度の補助を貰ってるからだと来る度にお聞きしてます。

そのため、ギルバート様のお屋敷に戻って報告のために領主に会うため、村からのお礼の毛皮と領主にお願いしたいことを預かって、届けてもらったりもしています。

行商人って便利!!((注意)普通の行商人はここまでサービスしてないぞ)


両親とじいちゃんは行商人の『ガランド』さんとその奥さん『ヘルゼ』さんと酒を飲みながら、領主の街でのウワサや変化、村での出来事などを話して情報交換と言う名の・・・賑やかな宴会ですね。


今はとっても可愛い双子を、家の奥の部屋で妹と一緒になって寝かしつけてます。

2人の寝顔は本当にかわいくて、まるで天使のよう・・・(ドスン!!)

・・・コホン・・・簡単に家族の紹介をさせていただきますね。(汗)


始ほどから村を紹介をさせていただきました、自分が『アルフ』18です。

仕事は村長の補佐の補佐として、雑用・・・何でもですね。

新しい畑を開拓するために森を切り開く計画から作付の予定、狩猟で取れた肉や森の恵みの分配、冬を越すための食糧の管理と不足を補うために毛皮を売って足りない分を買ったりします。

さらにはたまに村に採取や調査でやって来る人の記録と、産まれたり亡くなる他に、移住して増えたり減ったりする人の記録と

空き家の管理なども。

若いのに管理させれば若い連中も気軽に聞きやすいだろうとか言って、けっきょく色んな事を押し付けられた形ではある。

集会所の隣の農家の倅の『ダッド』なんかは、この間も森の方の空き家に移り住みたいとか言って相談に来て、行商人に家具やベッドを2人分で頼むとどれくらいになるのか色々と聞いてきたり・・・

次の日には加治屋の娘と仲良く腕を組ながら沢に歩いていくのを村のみんなに見られてたな・・・ウラヤマシイナ!!


祖父で村長の『アントニー』50をとっくに過ぎても元気過ぎて、たまに森に狩猟にもついく行くくらいだ。

薬師のお婆さんが義理の妹で、祖母の事で今でも仲良くケンカしてたりします。



父は村長補佐で青年会まとめ約の1人もしている『ビリー』はいつも村の色んな仕事に関わって、村の中を行ったり来たりと忙しそうにしてる。(書類の仕事は全部がアルフの担当)

伯母と仲の良い母の2人にいつも頭が上がらない。


母は婦人会のまとめ約の1人『ディア』父の姉である『アンナ』おばさんとは小さい頃から仲良しで、いつも弟である父を含めた3人でとても『()()()()』遊んでいたらしい・・・

そのため、今でも父が2人の無茶ブリに振り回されているのを見かけるが・・・・・・普通に『()()()()』しているだけらしい


妹の『べティ』は年頃の15で、とうちで飼ってる牛の世話を元気にしている。

動物の世話が大好きなようで、本当は荷運びに使える馬やロバも欲しがっているが、森の中で畑を優先しているような村では広い牧草地の用意もできないので、大牧場主に嫁に行くのを憧れています。(うちの村と比べたらどこの村でも大牧場なんだけどね)


下の双子の弟が『カール』、妹が『ダーナ』どちらも元気でとってもかわいい5つです!!

2人とも笑顔がとってもとっても可愛い双子です!!

この2人の可愛さを皆さんに伝え、魅力を知ってもらいたいです!!

だけど婿にも嫁にも出さ((ガンッ!!、バタッ)・・・金属音と何かが・・・)

・・・ムクッ

(俺の扱いが酷くないっ!!

・・・カールとダーナの可愛い魅力を伝えてるだけだろ?

・・・逆効果?なぜ?・・・ハイハイ仕事に戻りますよ・・・)

・・・可愛い双子は5つ、簡単な計算や文字を覚えるながら村の中を知るのが仕事。


村では小さな子どもは年上の子どもから子守りをされながら文字や計算、村でのことなどを覚えていきます。


少し年上の子どもは家の手伝いをして、大人が仕事をする頃には小さな子どもを広場や集会所に集めて、文字や計算、森で取れる恵みなど簡単な事から教えていきます。


とまぁ、村の簡単な紹介はこんな所でしょうか?

もういいですよねっ!!

天使の寝顔をじっくりと眺めさせてもらいますよ!!



~~~~~


村長邸(ボロい家)の食堂では

男は男で飲みながら女は街でのウワサや流行りで盛り上がる

めでたいめでたいと何度も祝いながら話が弾んでいた

「いや~ギルバート様のおかげで、アルフの嫁もなんとかなりそうと聞いて、これで少しは助かった・・・」

「アルフが嫁を迎えたら、村長はビリーに任せてワシは隠居でもしようかのぉ~」

「いやいやアントニーさんはまだまだお元気なのに何をおっしゃいますか!

先日も森に狩へ向かわれたとか!」

「なに、たまたま狩に誘われてのぉ

仕事も無くヒマじゃったから手伝っただけじゃよ」

「父さん・・・

狩に行くくらいなら手伝ってくださいと何度も言ってるのに・・・」

「まぁまぁ!

ビリーさん、おめでたい話が続いてるわけですし、不満はその辺で!」

上機嫌で狩の話をしようとしていたアントニーと

父が仕事を手伝ってくれない不満をこぼしていたビリーは

はて?何の事だとガランドを見て聞いてみた

「「おめでたい話が続いてる・・・?」」

「おや?

先日、王都で陛下自らが大々的にお知らせになられた、

王太子殿下の婚姻の儀と第2王女様のご成人の儀のお祝いに、一番下の王子と王女のお披露目の式典のお知らせが大々的に発表されたではありませんか!?」

と、ガランドの言葉を聞いてもこの村では外の情報など行商かたまに来る森の調査の学者か依頼を受けた冒険者くらいなもので・・・

「「・・・前回、ガランドさんが帰ってからは誰も・・・

王都ではそのようなお祝いが?」」

それを聞いたガランドは

「この度の婚姻の儀と成人の義は日にちを調整され、末の王子と王女のお披露目を合わせた3つを1つの王儀として扱うと、国王から勅使(ちょくし)が派遣されて人が住む所なら通達されたはずですが・・・

・・・こちらの村には国からの通達は届いてないので?」

ガランドの話で盛り上がっていた雰囲気が一転

良くわかっていない不思議そうな顔をした村長の家の3人と

困り果てた顔で、何があったのかと悩むガランド夫婦のビミョーな空気が漂っていました


~~~~~


村長邸(ボロい家)の奥

人が寝て入れる大きさの木箱に上げ底をして叩いて柔らかくした敷きワラの上にシーツを被せたベッドが並んでる寝室

ニコニコを通り越して破顔してアルフがスヤスヤと寝息をたててる双子の顔を覗きながら

「カールとダーナの寝顔は一晩中でも見てられる・・・」

べティはそんな兄を見てあきれながら、色々と手遅れな兄をフライパンで殴って寝てもらおうかと本気で考え・・・

「・・・そろそろ兄さんの病気を諦めて、家で話し合って受け入れるべきかしら・・・」

「弟と妹想いの兄を病気扱いとは酷いんじゃないか・・・」

「兄さんの場合は限度を越えてるって言ってるの・・・」

「・・・そんなに酷い?」

無言で何度も頷くべティ

「べティの動物好きよりは良いはずだが?」

何の迷いもなく降りきられるフライパン

『ガンッ!!』といい音が部屋に響く

後頭部を押さえながら床を悶えながら転がるアルフ

「っぅ~~~~~!!・・・」

べティはスッとフライパンを構え直しながら、凍るような笑顔で見据えながら

「兄さんの異常と私の仕事の夢を同じにしないで欲しいなー(ニコッ)

それさえなけれはそれなりにモテたのに残念ね・・・」

「とりあえず2人が起きるからソレはもうナシで」

「余計な一言がなければいつでも台所に戻してきますよ」

とりあえず、手に持ったフライパンを軽く左右に振って釘をさす

「・・・ハイ、キヲツケマス」

「そんな事より、2人とも寝たんだから向こうに戻らなくてもいいの?

仮にも将来の村長なのに」

「カールとダーナから離れたくない・・・」

アルフは本気で嫌そう言うと、スッと顔を背ける

「はぁ~~・・・

そんな事だから誰も付き合いたがらないのよ

昔はそれなりだったのに・・・」

「それは関係なくないか?」

何を言ってるのか?と不思議そうな顔をしてるアルフを見ながら呆れたようにべティが

「父さんと母さん、それにおじいちゃんが領主様に嫁の相談をするくらいには問題になってるわよ

いつもより盛り上がってるのはガランドさんが領主様から良い返事でも預かってきたのかもね

村で知らないとすれば兄さんと小さな子どもくらいよ」

「・・・ナニソレ?・・・

ってそんな話聞いてないよ!?」

「今、初めて言ったんだから当然よ」

アルフは自分の知らないところで変に話が進んでおり

それが自分の嫁なので文句の1つも言いたいけど

今までかわいい双子の世話に頑張りすぎてたのも自覚しているので何とも言えない表情で項垂れているのでした・・・


「私はもう寝るわね

おやすみ兄さん」


「・・・もう寝てやる・・・

明日、問いただそう・・・」

ア)何だかんだと入れ替わって大変なご迷惑をおかけしてます・・・m(_ _)m


べ)初めての小説で不慣れだから許してってカンペ持ちながらこっちの様子をうかがってる獣がいるわよ?


ア&ベ)・・・


た)・・・|゜Д゜)ノ□


ア&ベ)今夜は鍋かしら?・・・


た)今後、師匠と崇めてるお方々の作品を読んで精進するので許してください・・・orz


ア&ベ)はぁ~~・・・



ア)ところでさ、本人の知らない間に見合い話を進めるのはどうなの?

知らないうちに嫁の問題が話されていて、しかも領主様のところまで相談が伝わってたのは引くわー・・・


べ)兄さんがあの頃のまま、普通に村の女性とお付き合いできていたら何も、領主様にまで相談することはなかったわよ・・・


ア)・・・そもそもが、年頃で彼氏のいない女の子なんて村に残ってたか?


ベ)カールとダーナに夢中になってる間にみんないい人見つけただけじゃない

自業自得でしょ?


ア)・・・そういえばべティもお一人様さ『ガンッ!!』・・・・・・


ベ)それではそろそろお疲れさまでした。

作者も目標ペースのお知らせがあるそうなので、楽しみにしててくださいね~♪


た)聞いてな『タヌキナベ』・・・

月2話のペースを目指して精一杯頑張らせていただきます(;゜Д゜)ゞ

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