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異界の旅人  作者: ろーりんぐ
第一部《序章》
6/107

無題1

 !!!注意!!!

 この無題と題される『ある男の日記』は、今現在の物語のイメージや雰囲気に合わない恐れがあります。これから先も何度か出てきますが、嫌だと思う方は、飛ばしても構いません。

 いずれ、お話にリンクしてくる事があると思うので、その時に一気に見てしまうといいでしょう。

    (ある男の日記)


 此処に古い薄汚れた日記がある。

 その日記の始まりはこう書かれていた。







『 ある日 旅人が やって来た


  旅人は 変わった いでたちだった


  旅人は 自分は 異界の 人間だと言った


  旅人は 疲れているようだった


  私の主は 旅人を 家に招きいれた


  主は 旅人に 食べ物を与えた 寝床も与えた


   

 


  ある日 旅人は 豹変した


  旅人は 主の 心臓を 食べた


   


  旅人は 言った


  心臓を 食えば その者の

  

  魔力と 知識を 得られると

 

   


  旅人は 去っていった


  私の 心臓は 食わなかった 』



     

    〜次のページへと〜

  



『 それから 私は 隣の家に 行った


  隣人は 私を あたたかく 迎え入れてくれた


  隣人に 主が死んだと 言った


  隣人は 私を慰め 

   

  主のために 泣いた


  隣人は 私に


  あたたかいスープを 出してくれた

   

  私は ありがとうと 言って スープを飲んだ


  隣人は 私に これから如何するのかと 聞いた


  私は 少し考えると あの 旅人の事を 思い出した


  だから 私は こう言った


  旅に出ると 


  隣人は そうか と頷くと


  私に 心ばかりの 路銀と


  弁当を もたせてくれた


  隣人は 私を 力強く 抱きしめると


  さようなら と言った



  私は 隣人に もうひとつ


  欲しいものが あると言った


  隣人は 何が欲しいのか 聞いた


  だから私は・・・・


   


   (此処から汚れが酷く読み取れず)


   





  私は 隣人の 心臓を 食べた 


  だが 魔力も 知識も 


  ちょっとしか 得られなかった 』




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