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異界の旅人  作者: ろーりんぐ
《第三章》
30/107

無題4



  (ある男の日記)



 『 やがて、私の周りに高い魔力を持った者が居なくなった。


   あまり気が進まないが、並の人間で我慢するとしよう 』




   〜次ページへ〜




 『 どれ位の人間の心臓を喰ったんだろう……。


   そのうち、並の人間もそれ以下の人間も居なくなった。


   喰う心臓が無くなってしまった……。



   だがまぁいい、悲観はすまい。



   何故なら、私は界渡りが出来るようになっていたからだ。




   あの旅人のように、異界へと旅立とう。


   そこではどれほどの力を持った者が居るのだろうか?


   ああ、楽しみだ……。




   さて、まずはどこへ行こう 』





   〜次ページへ〜





 『 最初に出た世界は見た事の無い生き物だらけだった。


   人の形をしたものは何一つありやしなかった。


   試しに、私はその生き物の心臓を喰らってやった。


   やはり思った通りだった。


   力は手に入らない。


   人の姿をしていなければだめなのだ。


   


   この世界はだめだ。


   わたしは、腹いせにこの世界を滅ぼしてやった。


   無駄な力を使ってしまったようだ。




   さて、次はどこに行こうか? 』





   〜次ページへ〜





 『 よかった、次に出た世界は人間の世界だった。


   どうやらこの世界は当たりらしい。


   多くの魔力を感知した。


   そして、かなり強力な魔力も感知した。





   さて、その魔術師に会いに行こう。


   どれ程の力が得られるのか楽しみだ。





   主よ、私はあなたを超えて見せる。


   そして、あの旅人も超えその心臓を喰ってやろう 』




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