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異界の旅人  作者: ろーりんぐ
《第三章》
28/107

7.リジャイの忠告

 皆が早夜たちを温かく見守る中、ただ一人、冷たい目で彼女達を見ている者がいる。


「……フン、とんだ茶番だな……」


 そう口の中で呟いたのは、第二王子のシェルだった。


「シェル? 何か言ったか?」


 隣にいるミヒャエルがシェルを見る。


「いえ、何でもありません……」

「そうか。それにしても、あの子達はとてもいい子たちのようで安心したよ。

 それに、リュウキの妹のサヤ。あの子は、随分と辛い思いをしたようだ。リュウキは知っていたのだろうか……」

「さぁ……」


 相変わらず甘いな、と双子の兄を見て思った。

 いや、兄だけではない。自分の家族は……この城の者達は、何故こうも甘いのか……。

 周りに目を向ければ、セレンティーナは涙を流しているし、母である王妃も目に涙を浮かべながら自愛に満ちた目で早夜たちを見ている。

 王はうんうんと頷きながら、やはり涙を流し温かい目で見守っていた。

 カートとルードも微笑を浮かべており、リカルドはというと、彼は少し複雑そうな顔をしていた。

 恐らく早夜の過去を知り、心を痛めているのだろう。

 シェルは自嘲気味に笑う。

 自分は何故こうも冷めた人間なのか、と。そして、何に対しても疑いの目を向けるこの捻くれた自分に、いい加減嫌気もさしてくる。

 シェルは自分とは逆で、何に対しても素直に受け入れてしまうリカルドを、少し羨ましく思う。

(あいつの様に自分も素直であったのなら、少しは違ったのだろうか?)

 何かを思い出すシェルはそう心の中で呟くも、すぐ自嘲気味に笑う。

(馬鹿馬鹿しい、もう過去の事だ……)

 その時、視線を感じシェルは顔を上げる。

 見れば額に目のあるあの男が此方を見ていた。

 シェルが睨むと、リジャイはフッと笑い肩を竦める。

 シェルは初めて会ったその時から、この男が気に入らなかった。何もかも見透かしたようなあの目が……。

 自分の様に冷めた目をしていたかと思えば、あのサヤに向ける眼差しはどこまでも優しく温かだった。

 それを見ると、まるで自分があの男以下の人間であるかのように思えてくる。

 一度拳を強く握り締めた後、シェルはリジャイの元へと向かった。


 リジャイの前に立ち睨むと、彼は平然とした顔でシェルを見返す。

 その涼しげな顔に苛立ちを覚えながらも、シェルは父アルファード王に向き直り言った。


「父上、このリジャイという男。何やら大事な話があると言っておりました。

 そろそろ話を聞かれるのが宜しいかと思われます」


 アルファードは一度チーンと鼻をかみシェルを見た。


「おお、そうだったな。

 ではリジャイとやら、そなたの話を聞かせてくれぬか?」


 アルファード王の言葉に、リジャイはポンと手を打った。


「そうだった! イヤー、危うく忘れるところだったよ。話を振ってくれてありがとー、シェルッち!」


『シェルッち!?』


 皆がその呼び名を反芻した。

 言われたシェル本人もヒクッと頬を引きつらせるが、目を瞑って怒りをやり過ごす。


「お前が、わざと人を怒らせようとしている事はわかっている……。無駄な事はせず早く話せ」


 低い声でゆっくりと告げると、リジャイは少し残念そうに溜息をつく。


「まー、これ以上何か言って、君を怒らせる事は簡単だけど……確かに無駄な話だから、またの機会にしておくよ。何より本当に大事な話だからね」


 そして真面目な顔で早夜を見た。

 彼女は今、王妃のシルフィーヌに涙を拭いてもらっている所だった。

 少し恥ずかしそうにしながらも照れくさそうにはにかんでいる。

 その何処か微笑ましい様子にクスリと笑うと、リジャイは早夜を呼んだ。


「早夜、ちょっとこっちに来てくれるかな?」


 呼ばれて早夜は「え?」と顔を上げ、シルフィーヌに礼を言うとリジャイの元にやって来た。


「何ですか? えっと……リジャイさん?」


 首を傾げる早夜の目はまだ赤い。

 リジャイはその頭にポンと手を置くと、子供にするように撫でた。


「君はいっぱい頑張ったんだね。偉い偉い」


 早夜はリジャイの行動に顔を赤らめ、その言葉には擽ったさを覚えた。

 そして何故か、子供の頃お世話になったお寺の住職を思い出した。あの人もよく、こうして頭を撫でてくれたのだ。

 けれどこれらのやり取りに焦れたシェルの「おいっ!」と怒気を含んだ声が聞こえる。


「ちょっと位いーじゃんねー」


 リジャイは苦笑すると、早夜にそう言った。


「その大事な話っていうのは早夜、君についてなんだ。でも、その前に……」


 リジャイは早夜の頭から手を離し、ピッと立てた人差し指を前に出した。


「ちょっと確かめさせてもらうね」


 そしてその指をついっと早夜の胸元に持ってゆくと、徐に襟元を捲ると中を覗き込む。


「ふぇ?」


 何とも間の抜けた声を出す早夜。

 その余りにも大胆かつさりげない行動に、最初何をされたのか理解できなかったが、徐々に理解すると、顔を真っ赤にして叫んだ。


「ヒャアッ!!」

「こぉんの、セクハラ大魔王がぁー!!」


 早夜が胸を押さえ叫ぶのと、蒼が吼えて突進してくるのは殆ど同時だった。

 そして蒼は早夜を背にかばう。

 そして、


「一度ならず二度までもっ!」


 と、そう叫んで手を振り上げ、リジャイの頬めがけて振り下ろす。

 “パシンッ”という音と共に、蒼の放ったビンタがリジャイの顔に炸裂する。


「痛いなー……」


 等と頬を押さえるリジャイだが、蒼はワナワナと手を震わせた。


「なぁにが痛いよ! こぉんの詐欺師がぁっ!! 今、当たった瞬間、首捻ったでしょう? ダメージなんか殆どないはずよっ!」

「あはは、バレた? 早夜のビンタだったら甘んじて受けたろうけど、それ以外の人間の攻撃を受ける程、僕は寛容じゃないんでね。

 それに、少しでも当てさせたのは、早夜の救世主としての君への敬意だよ」

「何が敬意よ! だったらちゃんと当たりなさいよ!」

「えぇー? これでも結構難しいんだよ? 痛そうな音出しながら、首捻るの」


 その時、リジャイは乱暴に振り向かされ、その服を掴み上げられた。


「いい加減にしろ! これ以上話を進める気が無いのなら、城から追い出すぞ!」


 今にも射殺しそうな鋭い視線でシェルが言う。リジャイはその視線を真っ直ぐ受け止めると静かに言った。


「大体一週間前後かな? 長くても二週間以内って所だね」

「??」


 意味が分からず眉を寄せるシェル。

 リジャイは早夜に視線を移す。

 早夜は顔を赤く染めながらも、此方を心配そうに見ていた。


「一晩経って、その呪印の濃さから言うと……完全に消えるのは、大体それくらいって事」

「……? それが大事な話なのか?」


 リジャイは黙って首を振ると、シェルに視線を戻す。


「昨日みたいな無茶をしたり、魔力を一切使わないんであれば、それまでは恐らくカンナには見つからない……」

「カンナ? 何の事だ?」


 問いかけてくるシェルを、リジャイはいつに無く真剣な眼差しで見据える。


「クラジバールは早夜を手に入れようとしている。カンナは、その刺客だよ……」

「何だって!?」


 リカルドが叫ぶ。

 リジャイはシェルの腕に触れると、掴んだ手を外させた。


「では我々は、そのカンナという者からサヤを守ればよいのだな?」


 王が鋭い眼でリジャイを見る。しかし、彼はまた首を振った。


「たぶん無理」

「どういう事だ?」

「それは、カンナが早夜を見つけてその姿を現すまで、誰にも見つける事は不可能だからだよ」


 そういうと皆、訳の分からないと言う顔をしている。

 リジャイは苦笑すると、カンナの能力を説明し始めた。


「カンナの能力、それは呪印による力だよ。その呪印は、彼女の体中……いや、魂そのものに刻まれていると言ってもいいかな。

 詳しい事は僕にも分からないけど、必要に応じて呪印の効果は変わるみたいだ。

 それで今回、彼女の受けた命令は潜入と捕獲。それに特化した能力を使ってくると思うんだよね」

「それと、我々にサヤを守るのは無理と言う事と、どう関係してくると言うのだね?」


 そう尋ねるアルファード王は、今まで見ていた姿と違いアルフォレシア国王としての威厳に満ちている。

 しかし、リジャイはそんな王を前にしても、少しも怯む事は無く、寧ろそれ以上の威厳を持って王の前に対峙していた。

 その様変わり様に皆唖然とする。


「能力を発動中のカンナは、まさに無敵だ。恐らく今回、彼女は姿を消してくるだろう。

 そうなると、どんな探索魔法でも見つける事は不可能だ。

 君達がその姿を見る事が出来るとすれば、それはカンナが早夜を見つけ、自らその姿を現した時のみ。だが例え見る事が出来たとしても、次の捕獲で彼女が間違いなく早夜を捕えるまで、いかなる攻撃も受け付けなくなる。

 ……ある意味、彼女は最強と言える……だが、それ以上に不自由とも言える。何故なら、彼女は命令される事でしか、その自分の能力を引き出す事が出来ないからだ」


 そこまで淀みなく告げるリジャイは、口調もどこか今までと違った。彼の纏う空気には畏怖さえ感じる。

 皆その雰囲気に飲まれていた。


「アルファード王、君に一つ聴きたい事がある」


 リジャイはひたとアルファード王を見据える。その眼差しを捉え、戸惑いながらも王はリジャイの視線を真っ直ぐにみかえした。


「何だ?」

「君は早夜を守る為、その命賭けられるか?」

「なっ!? 何を言っている!」


 雰囲気に呑まれていたシェルだったが、何やら物騒な話になってきた為我に返る。そして口を挟もうとしたが、リジャイに一睨みされただけで動けなくなってしまった。

(いったい何なんだ? この威圧感は……)

 震えそうになる手を押さえようとして、その手がじっとりと汗を掻いていることに気付いた。

 無力であり狭量きょうりょうである自分が情けなかった。

 そんなことを考えている内に王がリジャイに答える。


「無論だ……」

「父上!?」


 王が一人の娘の為に命を投げ出すなど、言語道断である。

 しかし、口を挟もうとするシェルに、アルファードは首を振った。


「余には後を任せられる者達がいる」


 そしてミヒャエルやシェル、リカルドを見た。


「そんなっ! ダメです! 私なんかの為にそんな約束しないで下さい!」


 早夜が叫ぶのを、アルファード王は優しい眼差しで見つめると、その口角を上げる。


「今日会ったばかりだが、余はあの娘をリュウキ同様、自分の子供のように思い始めている。

 自分の子を守らぬ親はおるまい?」


 アルファードのその言葉に、リジャイは満足げに頷くと、フッと笑った。ピリピリとした威圧感が和らぐ。


「それを聞いて安心したよ。カンナに対抗できるのは、此処ではそこにいる第二王子かアルファード王ぐらいだからね。確実性で言うのなら、王の方がより確実だ。

 さっき僕は、カンナは命令でしか動かないって言ったよね? 今、カンナはナイール王子の命令で動いている。その命令を取り消すには、それ以上の人間の命令でなければならない」


 リジャイは王を見た。アルファードは黙って話の続きを促す。


「チャンスはカンナが姿を現した時。早夜を捕まえてしまえば、直ぐにでもクラジバールに飛んでしまうだろうから……。

 アルファード王はその時、カンナに向かい取り消しの命令をすればいい。ただし、君がカンナに認めてもらえなければ、彼女は君を自分の邪魔をする者と捉え排除……つまり、殺してしまうだろうね」


 そこまで言うと、リジャイはいつものおどけた調子に戻り、笑った。


「でもまー、命令したのってナイール王子だしー、こっちはなんてったって、アルフォレシア国王だもんねー。殺される事はまず無いよねー、あはは」


 その変わり身の速さに、一同は戸惑いながらその話は終わった。





「と、言う訳で僕は一旦帰るね。早夜のお友達を、日本に送る為の準備をしなくちゃいけないしー。まー、カンナの事は、後はもーなるようにしかならないしね」


 そう言ってからリジャイはカートを見やる。


「あれ? そーいえば君、僕を殴るとか言ってなかったけ?」


 ニィーと彼特有の蛇を思わせる笑顔を向けられ、カートはチッと舌打ちをした。


「もうその気は失せた。さっさと行きやがれ! ヘビ野郎」

「へー、殴んないんだー。カー君、やっさしー!」


 カー君と言われ、カートはゾワッとする。


「気色悪い呼び方すんなっ!」

「えー? 僕にヘビ野郎ってあだ名つけてくれたお礼だよ」


 どうやら皮肉だったらしい。明るく笑って言うリジャイにカートはまた舌打ちすると顔を背けた。

 それからリジャイは早夜を見る。少女の顔はどことなく浮かない。

 恐らく先程の話のせいだろう。迷惑をかけてしまうと、心苦しいのかもしれない。


「早夜?」


 名を呼ばれ、早夜はリジャイを見た。

 だが、直ぐに顔を逸らした。


「何であんな事言ったんですか? 私の為に命を賭けられるかなんて、そんな事言ってはダメです……」


 怒った顔で目に涙を浮かべる早夜に、リジャイは溜息をついた。そしてその漆黒の髪に包まれた小さく丸い頭に手を置いた。


「……君はもっと自分を大切にしなきゃいけない」

「……? リジャイさん?」


 リジャイの掠れた様な声に、早夜は顔を上げる。

 そこには、悲しげなリジャイの顔があった。


「君の命は尊いものだ。その命を守りたいと思った僕を、君は否定するの?」

「そ、それは……その質問はずるいと思います……」


 そんな風に言われたら、もう怒れなくなってしまう。

 そんな早夜の言葉に、リジャイは微苦笑した。


「そうだね……今のはちょっと卑怯だったかもしれないね……」


 柔らかい口調で呟き、ふと目線を上げれば、リカルドと目が合った。

 一瞬動きの止まるリジャイであったが、すぐにニヤッと笑うと早夜にこう告げた。


「ねえ、早夜! 今度また血を飲ませてね!」


 急に明るい声になったのに驚き早夜が顔を上げれば、柔らかい感触と共に可愛いリップ音。

 リジャイは早夜の唇を優しく啄ばんでいた。


「昨日のは応急処置、じゃあ今度のはなーんだ?」


 甘く低い声でそう囁きかけると、あっと言う間に早夜から離れてしまう。



『テメー! ぶっ殺すっ!!』


 

 亮太とリカルドの声が重なった。

 2人して掴み掛からんとするが、すべて紙一重でかわされてしまう。

 そして、リジャイは大きく退いた後「バイバーイ」と手を振って魔法陣を出現させるとそのまま消えてしまった。

 あっと言う間の出来事だった。

 そして一番騒ぎそうな蒼はと言うと、今回はそれらの光景を黙って見ていた。

 怒りが湧くより先に、感心してしまったからだ。

(今までのふざけた男からのギャップ。油断を誘うあの言動。そして、去り際の潔さ……。

 ハッ、まさか全て計算!? 何にしても只者じゃないわ、あの男……)

 そう分析した後、蒼は早夜に目を向ける。

 早夜は啄まれた状態のまま固まっていた。


「ええっと、早夜?」


 心配になり蒼は声を掛ける。

 するとぎこちないながらも反応を見せた。

 此方を向いた早夜の顔には表情がない。

 しかし、口元に手をやり「え?」と呟き、リジャイの去った方向を見て、もう一度「えぇ?」と言った。

 それから蒼を見ると、また「えぇえ?」と言って漸く顔を真っ赤に染め上げる。

(あら、カワイー)

 蒼は内心暢気にそう思った。

 早夜は頬に両手を置くと、「ふぇええ!!?」と奇声を発して、力が抜けたようにヘタリ込む。


「ちょ、ちょっと早夜!? 大丈夫?」


 それには流石に慌てて駆け寄る。

 だが、今の彼女には何も聞こえはしない。

 あれは一瞬の出来事であったが、リジャイの優しく深い紫色の眼差しと唇の柔い感触はいやに鮮明である。それに、先程の囁かれた声が甘く頭から離れてくれない。

 そして何より、優しく啄まれた感触は、昨日のキスとは全くの別物だと嫌でも理解させられた。

(し、心臓が爆発するっ!)

 早夜は胸を押さえながら、心の中で叫ぶ。

 いつまでも消えてくれない唇の甘い名残は早夜の手足を痺れさせ、暫くはこの場から動けそうに無い。




「シ、シル! 大変だよっ! サヤの唇が、息子の恋敵に奪われてしまったよ!?」


 一方アルファード王。

 口に手を当て、あわあわとまごついている。

 王妃シルフィーヌは頬に手を置き、考えるように首を傾けた。


「ええ、これは相手の方が一枚上手のようですわ……」

「ど、どうしようねシル? サヤの心があのリジャイと言う男に傾きはしないかね?」

「そうですわね……ちょっと危ないかもしれませんわね……」

「え、そんな!? ど、どうすればいいんだい? シル」

「これは、何か策を練った方が宜しいかも知れませんわね……」


 そう言って王妃はフフフと笑う。

 キュッと広角を上げて笑うその顔は孫が居る歳にも関わらず少女の様に可愛いらしい。

 もし、彼女の息子が一人でもその顔を見ていたなら、きっと何か企む顔だと気付いたのだろうが、幸か不幸か、ここには彼女の考えを肯定するアルファード王しか居ないのであった。




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