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異界の旅人  作者: ろーりんぐ
《第二章》
19/107

無題3

  (ある男の日記)



 〜前のページから数日が経っている〜



 『 良い場所を見つけた。


   魔法学校だ。


   あそこならば魔力の高い者も多くいるはずだ。


   それに、子供の方が楽に心臓が手に入る。


   何より大人の心臓より小さくて食いやすい。 』




   〜次のページ〜



 『 思った以上に楽だった。


   子供は素直だ。


   私の付いた嘘にころっと騙される。


   それに暗示にもかかりやすい。


   そして、何よりも思ったとおりだった。


   子供の心臓はとても食いやすかった。 』



 〜子供を食った話を何ページにも渡り綴っている〜


 

 『 やがて、その魔術学校は閉校となった。


   生徒が忽然と姿を消してゆくためだ。


   それも次々に……。


   もっと慎重にやるべきだったか?


   非常に残念だ。


   いや、大丈夫だ。


   何故なら私は、魔力有る者を感知出来る様になった。


   これで、当たり外れなく、効率よく心臓が食えるだろう。



   私は、主を超える事が出来たのか?



   最近良く思う事がある。



   あの、旅人に会いたい。



   今ならばあの旅人は、



   私の心臓を食いたいと思うだろうか?



   まぁ、その前に私が、



   旅人の心臓を食ってしまうだろうが…… 』




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