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異界の旅人  作者: ろーりんぐ
《第一章》
12/107

無題2



   (ある男の日記)



 〜隣人の心臓を食べたという次のページ

 その後のページには所々に黒いしみが見受けられる〜



 

 『 何か私は 間違っていたのだろうか?


   私は 隣人の心臓を 食べた


   あの 旅人の 言う通りにした


   それなのに


   魔力も 知識も


   ほんのちょっと……


   でも ほんのちょっとだけど


   手に入れることが出来た




   それならば 


   私は もっとたくさん


   心臓を食べればいい


   もっと もっと


   心臓を食べれば


   私は いずれ 主のような


   りっぱな 魔術師になれるだろうか? 』




〜これから先血生臭いことが延々と書かれている〜




 『 私は それからたくさんの心臓を食べた


   まだ 主には程遠いが


   普通の人間よりは


   魔力も知識も 


   格段に上がっていた


   そして 多くの心臓を食っているうちに


   私は ある事に気付いた


   魔術師など


   強い魔力を持った人間の方が


   心臓を食ったとき


   普通の人間よりも


   得られるものが大きかったことだ




   それで分かった


   これからは


   魔力を持った人間の心臓を食べよう




   さて 魔力を持った人間は


   どこにいるのだろう? 』




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