プロローグ2
再び目がさめると、目の前には机と椅子だけがおかれた扉の無い部屋にいた。ここは死後の世界だろうか?私はどうやってこの部屋に入ったのか?そんなことを考えながら部屋を捜索していたら、いつの間にかお面を付けている女性が椅子に座っていた。いつこの部屋に入ってきたのだろうか?
「目は覚めたんだな。私は神で、ここは死後の世界だ。この部屋は死んだ者の来世を決める場所だ。これから、お前の来世を決めようと思う。何か聞きたいことはあるか?」
「私を殺した魔王って誰ですか?っていうかなんで魔王が私の家の前にいるんですか。あと、なんで魔王はばーちゃんの顔をしてるんですか?他にも、・・・。」
私はマシンガンのように質問を連射した。
すると神様は
「黙れ。」
と重々しく私に言った。私は今まで経験したことのない恐怖を感じ声を出すことができなかった。そして神様は続けた。
「今は徹夜明けで寝不足なんだ。頭に響くだろ。質問は三つまでしてくれ。」
随分と正直で社畜な神様のようだ。あと、無駄に迫力ありすぎだろ。私は突っ込みたい衝動を抑えて、聞きたいことを考えた。まず私は死ぬ直前に聞いた、私を殺した奴に対しての質問をすることにした。
「私を殺したあの魔王はなんで私の家に来たのですか?」
「お前の祖母に復讐するためだ。お前の祖母は異世界に行き勇者としてあいつと戦ったんだ。そして瀕死寸前まで追い詰めた。だが、あいつはイタチの最後っ屁で異世界転生魔法を使ってお前の祖母にとっての大切な人、つまりお前を殺すためにお前の家に行ったのだ。まぁ、あいつはお前を殺したあと、お前の祖母にフルボッコにされて殺されたが。」
おいおい、私のばーちゃん異世界に行って魔王と戦ってたのかよ。しかも、たった1週間でラスボス倒すとか強すぎだろ。あれ?なんか変だ。何かが引っかかる。・・・そうだ!魔王を殺したのがばーちゃんなら、私を助けた神様って、もしかしたら・・・。
「そのとうりだ。あれはお前の祖母だよ。あと、これは2つ目質問の答えな。」
「なんで、私の考えてることが・・・。そうか心が読めるのか。あっ、答えなくてもいいですよ。最後の質問は決まってるので。」
「ほう、決まってるのか。それなら早く言ってくれ。やすみたいんだ。私は正直で社畜の神様だからな。」
「その件は本当にすいません。」
「まぁ、いい。それより早く言え。」
「わかりました。私は私のばーちゃんと同じように異世界に行くことはできるのですか?」
「できるよ。じゃあ、異世界に送るね。」
そういうや否や、神様は一瞬でなんらかの書類を書き上げ、呪文を唱えた。神様はどうやら本当に早く休みが欲しいようだ。
「Let's go 異世界」
すると私の周りに光が集まり始めた。光がどんどん強くなって行く。私は目をつぶった。それにしても呪文ダサいなとかなんとか考えていると、私の周りの光が徐々に弱くなって行くのを感じた。どうやら異世界についたみたいだ。私が目を開けると目の前には先ほどダサい呪文を唱えた正直で社畜な神様が扉のない部屋で椅子に座っていた。そして神様は私に一言こう告げた。
「ごめん、異世界には行けないみたい。」
「はぁ?」
どうやら私は俺TUEEEEEEでハーレムな異世界でのエンジョイ生活はできないようです。
続きます。




