表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
41/54

旦那さんの理解

歩さんの旦那さんはその頃せわしなく忙しいのを分かっていても笑顔満載のペイちゃんがまさか障害なんて!と全く認められない!ととても怒っていたのです。


話し合う日になり、私が旦那さんと顔を合わせた瞬間に、旦那さんは

「俺の家系にはそういう障害なんて持ってるヤツはいないんだ!実家の近所にはいるけど、全く血筋は関係ないんだ!」


正直、で?どうした?と言いたくなりました。

しかし、間に入ってなんとしても納得してもらうしかないのだ、と芯をおいてぐっと堪えました。


私はフツフツとした怒りを鎮めながら

「お父さん、歩の家系にだっていないよ!そういう発達障害とかは家系とかそういうんじゃないんだよ。全く関係ないのかと言われたら違うかもしれないけど、今はそういう話ではないでしょう?誰が悪いとかって話をしにきたわけじゃない。」

と言うと、旦那さんは

「だったらあれだ!歩がペイの事を叩いたりするから、そういうのが影響したりしてるんじゃないか?!」

と言いだしました。


あー、この人はどうやっても誰かのせいにしなければ納得出来ない状態なのだと理解しました。だからこそこの夫婦は喧嘩になり、そのまま平行線なのだと思いました。私は冷静に見定めて言いました。


「確かに叩いたりしたのはよくない。それは毎回歩に言ってる。でも、私だって自分の子供を叩いた事はある。本当に危ない時とか、本当に悪い事をしたときとか。そんなんで障害になるっていうなら世の中障害で溢れてしまうでしょ?」


すると、旦那さんは

「やっぱりな…。歩が妊娠中にタバコを吸ってたのが原因なんだ。俺はやめろって言ったのに。」

ともはや話の論点すらズレてしまったのです。


「ちょっと待ってよ!!!!!なんなの!?さっきから!!意地でも私のせいにしたいわけ!?あんたその横でスパスパ何本も吸ってたじゃん!!それなのに全っっっっ部私のせいですか!?」

と歩さんの逆鱗に触れてしまい、口喧嘩が始まってしまったのです。


「ちょっと!ちょっと!!」

と割り入っても怒りが収まる事はお互いになく、そのまま家庭内別居のような状態に突入してしまったのです。


なんでこうなってしまったのだろう…。と私は頭を抱えてしまいました。

そして、事態が変わったのは次の日に旦那さんから私に電話がかかってきた時でした。


ものすごく落ち込んだ声で

「昨日は悪かった。俺は、ペイが花嫁になる頃まだ元気でいられるかな?とかmckeeの子供をみてあと数年したらランドセル買ってやらなきゃな!とか、色んな楽しみがあったんだ。それが一気になくなった気がして、もうやるせなくなってしまったんだ。歩の顔をみればどうしても苛立つし、今は気持ちの整理がつきそうにない。歳をとってからの初めての自分の子供だもの。可愛いんだ。本当に。でも、これからどうなっていくんだろうって不安ばっかりなんだ。歩とはどうやっても喧嘩になるから、ちゃんと聞けなかったんだけど、臨床心理士の先生はなんて言ってたのか教えて欲しい。」

と冷静な状態からの電話でした。


私は臨床心理士の先生が話していた内容を一生懸命伝えました。実はその時歩さんが側にいたのです。しかし、チャンスなのだ、と静かに!!と身振りで指示をして少し離れて話をしました。


電話を切ってから、どんな内容だったかを伝えました。

「お父さんはお父さんなりにペイの事が大好きだから悩んで悩んで一生懸命考えてる。だから、少し時間を置いてみよう?」

と最後に言うと歩さんが

「そうだよね。お父さんは歳だからペイが花嫁に行く頃は……。そこまで先考えて、気が早すぎない?」

と少し笑いながら了解したのです。


しかし、現実を受け止められない旦那さんはその日の夜に歩さんに対して言った発言がもはや離婚騒動になるほどの大きな事件となってしまったのです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ