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沢木先生お題シリーズ

餅は餅屋(四百文字お題小説)

作者: りったん

沢木先生のお題に基づくお話です。


「餅は餅屋」をお借りしました。

 OLの律子はスチャラカな性格である。


 それなのに何故か社内で一番人気の藤崎君と付き合っている。


 しかも、藤崎君は律子の部屋に行き、片づけられない症候群の律子の代わりに部屋を片づけ、掃除をし、料理まで作っている。


「藤崎君は律子のどこが良くて付き合っているの?」


 律子の同僚の香が尋ねた。


 すると藤崎君は会心の笑顔で、


「放っておけない危うさがいいんですよね」


「そうなんだ」


 以前付き合っていた彼氏に、


「お前は隙がなさ過ぎてつまらない」


と言われた事を思い出す香である。


(女は危なっかしい方がいいのかな?)


 そう思う香であるが、どう頑張っても律子のようなチャランポランにはなれない。


「藤崎君のお父さん、シェフなのよね」


 律子が教えてくれた。


「そして、お母さんは家政婦さんだったの」


「ふーん」


 また惚気が始まったと思う香である。


「蛙の子は蛙よね。あれ、餅は餅屋か」


 苦笑いする律子を見て、


(どっちも微妙に違うと思う)


 香は思った。

お粗末様で御座候。

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― 新着の感想 ―
[一言] この両親あってのこの息子ってわけですね。 今度は、藤崎君の料理上手ぶりを見てみたいです。 お疲れ様でした。
2012/01/09 21:26 退会済み
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