第94話 救世主《きゅうせいしゅ》の名は、イブさん!
「新しいギャグ思いついた! ふとんが、ふっとんだ!」
「ええ~~? なにそれ! モンシロチョウの羽の方ちゃん!」
「フェイントだよ! フェイント! ナミアゲハの羽の方ちゃん! 斗真くんに、教えてもらった!」
モンシロチョウの羽の方ちゃんとナミアゲハの羽の方ちゃんが僕の方を一瞬見て確認するので、僕はニッコリ笑顔をおくるとモンシロチョウの羽の方ちゃんとナミアゲハの羽の方ちゃんはおたがい向き合って真剣な表情でうなずきあう。
「新しいギャグ思いついた! トイレ、いっといれ!」
ナミアゲハの羽の方ちゃんが僕の方を一瞬見て確認するので、僕はニッコリ笑顔をおくる。
「新しいギャグ思いついた! 犬が、いぬ!」
モンシロチョウの羽の方ちゃんが僕の方を一瞬見て確認するので、僕はニッコリ笑顔をおくる。
「新しいギャグ思いついた! 雨が、アメ~!」
ナミアゲハの羽の方ちゃんが僕の方を一瞬見て確認するので、僕はニッコリ笑顔をおくる。
「新しいギャグ思いついた! パンを食べた斗真くんのおなかが、パンパン!」
モンシロチョウの羽の方ちゃんが僕の方を一瞬見て確認するので、僕はニッコリ笑顔をおくる。
モンシロチョウの羽の方ちゃんとナミアゲハの羽の方ちゃんがゆるんだ顔でニンマリと見つめあったかと思えば、僕の方に飛んできて笑顔で両手を差し出し。
「「はい! 表彰状とメガネコレクション、ちょうだい!」」
「みんなが欲しがる、表彰状と副賞の24個・限定藤咲・アルヴィン・斗真メガネコレクションの1つが欲しいんだよね?」
「「そうだよ!」」
「いや~~~。残り23個しかないし、カンタンにあげたら他の人たちにも山田富士さんにも悪いし。せめて山田富士さんぐらい一生懸命、エンターテインメントしてくれないかな~~~」
「「イブさん~~~! イブさん~~~! イブさん~~~! イブさん~~~! イブさん~~~! イブさん~~~! イブさん~~~! イブさん~~~! イブさん~~~! イブさん~~~!」」
モンシロチョウの羽の方ちゃんとナミアゲハの羽の方ちゃんが、イブさんを探して飛んでいく。
主人公の「エンターテインメントしてくれないかな~~~」発言を自分で書いていて、「むちゃ言うなよ、それ書くの僕なんだぞ?」と思いました。
僕が「書けないよ~~~」ゴロンゴロンするだけなので、みなさんは気にしないでください。