第83話 闘気《とうき》使用回数、合計9回
「第7ラウンドまったなし! 手をついて! はっけよい! のこった! のこった!」
こんどの山田富士は炎のような青色の闘気による両手のはりてと炎のような青色の闘気による両足のからみつきを同時におこない、そのままではまわしを取らずに八千代の大地の背後にまわってから炎のような青色の闘気を両手にまといまわしに手をかけた。
それに対して八千代の大地は炎のような赤色の闘気による両手のはりてと炎のような赤色の闘気による両足のまきつきしめころしを同時におこない山田富士の闘気の解除をするが、どうしても動きが後手に回りあっさりと後ろからまわしを取られる。
そして山田富士は炎のような青色の闘気をまとった両手でおもいっきり八千代の大地のまわしをつかんで、八千代の大地をその場でクルクル横回転させそのまままわしにクルクル横回転を続ける炎のような青色の闘気の両手を残しておく。
それに対して八千代の大地は、その場でのクルクル横回転で高速足踏みをさせられながらも炎のような青色の闘気の両手の解除をこころみるも、山田富士の残像の見える手で回転速度と回転し続ける炎のような青色の闘気の両手を追加されていく。
そして山田富士が回転し続ける炎のような青色の闘気の両手を合計5つ、闘気使用回数合計9回になった所で八千代の大地の手の届かない位置でなりゆきを見守る。
八千代の大地は手探り状態で青色の闘気の両手をバランスをくずさないように消していくが、すべての青色の闘気の両手を消したのは八千代の大地が34回転した後だった。
その千鳥足の八千代の大地を山田富士は、後ろから優しく押して土俵の外に押し出す。
「山田富士の勝ち~~~! 山田富士の勝ち~~~! 決まり手は、くるくる舞の海34回転からの押し出しです! 呼出と行司は、富田林・イブであります!」
「(中略たくさん)「山田富士! 山田富士! 山田富士! 山田富士! 山田富士! 山田富士!」(中略たくさん)」