表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

62/103

第62話 「なかよし、ぞうふくびーむ! ビビビビビ!」



「では試練しれん使命しめいをひかえたみなさんに、キナコちゃんからやる気満々になるおまじないをしますニャン!」


 猫屋敷ねこやしき・キナコちゃんのくつろぎ部屋にもどってきて猫屋敷ねこやしき・キナコちゃんが振り向いて僕たちと向かい合うと、猫屋敷ねこやしき・キナコちゃんの両目から僕の両目を標的に光線がはなたれた。


「なかよし、ぞうふくびーむ! ビビビビビ!」


 その猫屋敷ねこやしき・キナコちゃんのビームにたいして僕は危険のない友好的な概念能力がいねんのうりょくだが僕の心をおびやかす可能性を危険感知能力で感じて、ヒョイと横にずれてビームをよける。


 すると僕の頭の後ろを飛んでいたディディウスモルフォの羽の方ちゃんの両目にビームが吸い込まれ、ディディウスモルフォの羽の方ちゃんと猫屋敷ねこやしき・キナコちゃんの全身が光を発し始める。


「ふわわ~~~~~! ちからが! ちからがあふれて来るヨーーー!」

 ディディウスモルフォの羽の方ちゃんの全身が光っている間ずっとさけんでいたが、光がおさまるとさけぶのをやめた。


「もう一回! もう一回いまのやって!」


「はいはい! 他の人も待ってるから、もう一回だけね!」


「ふわわ~~~~~~~! すごい! すごいよ~~!」


「あれ、大丈夫なんでごわすか?」


「おそらく、なかよしの男女が見つめあってちから増幅ぞうふくする。みたいな能力だから、好きな異性がいない人なら問題ないと思う。ただ、猫屋敷ねこやしき・キナコちゃんの事は好きになっちゃうと思う……」


 けっきょく僕たちの中で猫屋敷ねこやしき・キナコちゃんの『なかよし、ぞうふくびーむ! ビビビビビ!』の餌食えじきになったのは、日名川ひながわ京太郎けいたろう勝野かつの丈治じょうじとフェアリーたちの半分ぐらいだった。


 ちなみに、日名川ひながわ京太郎けいたろう降らす(ふらす)桜の花びらの量が2倍ぐらいになった。


挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ