第3話 「悪い! 遅れた……」
結局近くに止めてあったダウンコートの男のトラックに行って電子マネー決済で10万円
で買った拳銃2丁と弾丸10発入りの弾倉5本とガンベルトを装備して★★★大学に走っていくと、銃撃戦の音が聞こえてきた。
「悪い! 遅れた……」
と言って★★★大学の門の横に陣取って★★★大学の中を銃撃している50人ほどの武装集団に声をかけてとなりにならび、買った拳銃2丁の安全装置を解除する。
「遅いぞ! 地球教徒に中まで入られている!」
「地球教徒???」
俺は、すっとんきょうな声を上げて聞き返す。
「地球教徒を知らないのか? 変化を受け入れられず、スーパー量子コンピューターを止めに来た老害どもだ!」
「それで、ここでは何をしているんだ?」
「地球教徒たちがスーパー量子コンピューターを探し回っているから、右の小道の先にある核融合炉のとなりのスーパー量子コンピューターを置いてあるピラミッドパワーセンターに行かないように撃ち殺しているんだ!」
「それで、地球教徒とそれ以外を見分ける方法は?」
「半分は勘だが、普段見かけない年寄りが社員証を首から下げていなかったら撃ち殺していい! あとはちょっと面倒だがスマホの★★★大学アプリを開いて地図に印が付いているのが★★★大学関係者、印がないのが敵だ!撃ち殺していい!」
「今アプリを開いて地図を拡大してみたんだけど、そいつ印が付いてない!」
そう言って拳銃を持ち上げ始めた学生と思われる女の反応速度を追い越し、その女の額と話を聞こうと振り返っていた説明役の男のこめかみに2丁拳銃の弾丸をそれぞれ1発ずつ打ち込む。
「なんだと?!」
「地球教徒か?!」
「あいては1人だ!落ち着いて対処しろ!」
まずは指示を出していた40代の男の頭に、弾丸を打ち込み黙らせる。
そして1番近くにいた、まだ生きている30代前半の女の背中側に回り込み腕をひねり上げて盾にすると共に軍人が持っているような両手持ちの大きい銃を持っている奴らから優先的に頭に弾丸を打ち込んでいく。
そのまま8人の頭に弾丸を打ち込んだ所で右手の拳銃の弾切れと共に俺が盾にしていた女を無視して銃撃が始まり俺が盾にしていた女は死に、俺は銃弾をよけながら左手の拳銃の弾丸がなくなるまで9人の頭に弾丸を打ち込んだ。
そして念動力で弾丸をはじき返しながら、悠々《ゆうゆう》と2丁拳銃の弾倉を交換して敵の頭に弾丸を打ち込む作業を再開する。