第103話 時空は、ひろがっていく?
司令室にあつまった人間ケットシーフェアリーロボットの中の、フェアリーたちがソワソワしている。
「富田林・イブさん、前へ!」
「はい♡」
「いや、横にならんでニッコリじゃなくて! 表彰状をわたすから、正面に来てね?」
イブさんは呼ばれて返事をした後わざわざすみっこの方からぐるりと回って僕の横に来たのち僕にニッコリ笑顔を送ってきていたが、ちょっとオーバーリアクション気味に喜びを見せたのち僕の正面に来て向かい合う。
「ひょっとして、ばれないように準備してたの知ってた?」
「はい♡ 冗談専門家顧問として、司令室のオペレーターの格好をしているメイドもおりますので♡」
「まあいいや。はじめるよ」
「はい♡」
「表彰状! 富田林・イブ殿! あなたはフェアリーたちの相談に乗りフェアリーたちの遊びの審判をしその他いろいろひっくるめて功績多大にしてこれからもかけ算で功績を積み上げていく事が予想されるので、殿堂入り表彰状と副賞の24個・限定藤咲・アルヴィン・斗真メガネコレクションの中から一番レンズの大きいメガネを送ります! 令和106年2月17日天使のささやきの日! 惑星開拓宇宙船ノア、世界改変からの防御とスーパー量子コンピューターの世界樹化と桜の花びら降らせ係担当、藤咲・アルヴィン・斗真!」
司令室の大画面の前で、富田林・イブさんが僕から表彰状をうやうやしく受け取り。
僕の横にひかえていた京太郎くんの持つうるしぬりのおぼんの上の副賞の一番レンズの大きいメガネをそのメガネケースにしまって富田林・イブさんにわたすと、それも富田林・イブさんはうやうやしく受け取る。
ちなみに僕と京太郎くんのまわり半径5メートルの範囲には、桜の花びらが2倍の密度で降っている。
「殿堂入り表彰状と、藤咲・アルヴィン・斗真メガネコレクションの中で一番レンズの大きいメガネもらっちゃいました♡」
「(中略たくさん)「イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん! イ~ブさん!」(中略たくさん)」
「殿堂入りです♡」
「(中略たくさん)「殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り! 殿堂入り!」(中略たくさん)」
フェアリーとケットシーと人間のほとんどとロボットたちがあつまっているのだが、お遊びの表彰式なのにみんなノリがいい。
「相変わらずの、テンションだね……」
「フフッ。斗真くんはスーパー量子コンピューターを世界樹に改変できる、真実の愛を知った特別な妖精の心を持っている創造神ですし。何と言っても、今回は殿堂入りですしね!」
殿堂入り表彰状とメガネケースをかかげながら笑顔で退場していく富田林・イブさんと一緒に、桜の花びら降らせ係の日名川・京太郎と僕も手を振りながら笑顔で富田林・イブさんの後ろについて退場していく。
第103話 2025年8月17日
このエピソードで、1巻想定分は終了です。
これからの予定なのですが、僕はこの作品が小説新人賞の大賞を選考途中で受賞できるぐらいの作品だと思っているので、この作品の続編を書いて筆力向上をはかろうかと思っています。
とは言え前回の作品も自信作だったにもかかわらず、小説新人賞にまったく引っかからなかったこともあり。
僕は、応援してくれる人の重要性を感じております。
コメントで僕のはげましになるコメントをつけていただければ、「あの歴史的大作家が筆を折ろうとしている時にはげまして、俺が大作家にしてやったんだ!」と古参ファン風をブイブイ言わせてくれても良いですし。
僕の作品を読書好き読書嫌い関係なく布教して、趣味の合う生涯の友を得てくれてもいいですよ?
とは言えこの作品の反応があまりにも悪いと、この作品の2巻想定分が書きあがる前にこの作品以上のおもしろさのネタの発明に時間を取られ次の更新がどんどん遅れていく事が考えられます。
僕は応援してくれる人を、切実に必要としています!
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よろしく、お願いしますね?
2025年8月20日追記
これで続編の方向性がきまってきますが、作者本人として「書けるのか?」心配です。
ですが「僕自身が僕の才能を信じ切っていない」だけで、「これまで僕が思っていたものより断然面白い物語が書けている」のでそんなに心配することは無いのかも知れません。
後は、「読者さんたちの感性と僕の感性が離れすぎていない事」をいのるだけです。
応援してくださいね?
未来の大作家の卵、南都那氏。