85話 どうしてくれるのですか
―――PARTY CHAT―――
安倍晴明:これはテストです。
安倍晴明:はい、大丈夫そうです。
安倍晴明:調査完了しました。私達の予想は当たっていました。
徳川家康:どうした安倍晴明!
徳川家康:はじまりの山で変なモノでも食べたか!
安倍晴明:慣れないと難しいですね。
安倍晴明:イマジネーション入力に慣れてないから許してチョンマゲ。
子系子:慣れてないのに「許してチョンマゲ」とか打ってるんですか?
子系子:普通は投稿時に補完されて、翻訳された文章みたいになりますからね
安倍晴明:相変わらず真面目だな知的ロリータ。
子系子:私は晴明さまの脳内でそんな呼ばれ方しているのですか!?
徳川家康:ハッハッハッ! 知的ロリータとは言いえて妙だな!
徳川家康:オレはなんて呼ばれているのだ!?
安倍晴明:貴方が喋るとややこしいことになる。
安倍晴明:とりあえずスクワットでもしてろ脳筋。
徳川家康:よかろう!
子系子:あの、晴明さま
子系子:家康さまがアルヒド城の城門前でスクワットはじめました
子系子:どうしてくれるのですか
安倍晴明:いまは放置でいいでしょう。
安倍晴明:それよりも、はじまりの山に変な般若女がいました。
安倍晴明:それがこの事件の犯人です。
子系子:般若女ですか?
安倍晴明:詳しいことはパプリコ村に着いてから、改めて説明します。
安倍晴明:いまは追っ手から逃げているところで、★朱雀の印 火立★
子系子:戦闘しつつ逃げながらグループチャットを開いてるのですか……?
子系子:晴明さま、無駄に器用ですよね
安倍晴明:無駄にとはなんだロリータ平原。
子系子:ロリータ平原!?
子系子:待ってください、その単語の組み合わせは悪意がありませんか!?
安倍晴明:はじまりの山に魔王軍の将軍がいました。
安倍晴明:その将軍がスキルでモンスターを呼び寄せていたようです。
子系子:スルーですか!?
子系子:えっ!? 魔王軍の将軍!?
徳川家康:ハッハッハッ!
徳川家康:魔王軍の将軍が相手とは!
徳川家康:燃える展開ではないか!
安倍晴明:チャットなのに暑苦しいです。
安倍晴明:次は腕立てしてろ脳筋。
徳川家康:よかろう!
子系子:あの、晴明さま
子系子:家康さまが今度は腕立てをはじめて衛兵に睨まれました
子系子:どうしてくれるのですか
安倍晴明:いつものことでしょう。
子系子:……ひとまず、思っていたよりも大事になりそうだということは分かりました
子系子:しかし、私達もアルヒド城の城門で足止めを食らっているのです
安倍晴明:どうしてですか?
子系子:時間も時間ですので、キング陛下もご就寝なさっていると
子系子:用事があれば明日の朝にまた来いと言われました
安倍晴明:あのファンキーロイヤルジジイを叩き起こせと伝えろ。
子系子:さすがにそんなことを言ったら捕まりますからね!?
徳川家康:よかろう!
子系子:あの、晴明さま
子系子:家康さまが本当に言って、衛兵に追い返されました
子系子:どうしてくれるのですか
安倍晴明:困りましたね。
子系子:晴明さまのせいですからね!?
安倍晴明:ちょっと何言ってるか分かりませんね。
子系子:……
安倍晴明:それよりも、明日にはモンスターがパプリコ村を襲撃すると言っていました。
子系子:なるほど。明日の朝まで待っていたのでは、間に合わない可能性が高いですね
子系子:しかし、さすがに寝ている王様を起こすのは難しいでしょう
子系子:そもそも私達は、クエストで定型文を聞いたくらいの接点しかありません
安倍晴明:接点ですか。
安倍晴明:なるほど、思いつきました。
安倍晴明:一か八か、モミジの名前を出してみてください。
子系子:は? モミジちゃんですか?
安倍晴明:はい。
子系子:えっ、なぜか通れたのですが……
安倍晴明:やったぜ。
子系子:待ってください、パジャマ姿のキング陛下がお迎えにきました
子系子:モミジちゃんがいないのを確認して、とても寂しそうです
安倍晴明:あのファンキーロリコンジジイが。
子系子:それ絶対に本人に言わないでくださいね
子系子:確実に不敬罪ですからね
安倍晴明:善処します。
子系子:ひとまず、こちらはなんとかなりそうです
安倍晴明:私達の方も、どうにか逃げることができそうです。
安倍晴明:★朱雀の印 火雨★
安倍晴明:また、パプリコ村に着いたら連絡します。
子系子:分かりました
子系子:晴明さま、お気をつけて!
安倍晴明:ありがとうございます。
安倍晴明:ファンキーロリコンジジイにも、よろしくと伝えておいてください。
子系子:だから不敬罪になりますよ!?
徳川家康:よかろう!
子系子:あの、晴明さま
子系子:家康さまが本当に言って、衛兵に摘まみだされました
子系子:どうしてくれるのですか
子系子:あの、本当に
子系子:どうしてくれるのですか
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