51話 どうぞどうぞ
---AREA CHAT---
会員No.2:【定期】クランまたはパーティーの代表者のみ書き込むようお願いします。
徳川家康:モミジから作戦を授かった
徳川家康:まず俺の合図で遠距離攻撃を使えるヤツはぶっ放せ!
会員No.2:射程や範囲が魔法や武器によって異なりますよ。
会員No.2:魔法にはクールタイムもありますし。
会員No.2:一斉に攻撃を行うのは非効率的です。
子系子:それでは、遠距離・中距離・近距離の3段階に分けましょう
徳川家康:それはいい! 採用だ!
会員No.2:しかし、分類はどうするのです?
会員No.2:同じ魔法や武器でもステータスで個人差が生まれます。
子系子:私のジョブはオーガー
子系子:スキル『鑑定』でステータスを閲覧することを許していただければ、あとは私が計算して振り分けましょう
ダイキ:鑑定!? ステータスを閲覧!?
もののけ:なんだよそれ~! 聞いてないよ~!
子系子:『鑑定』を使えば、自分のレベルよりも低い相手のステータスを閲覧することができます
子系子:私はレベル11なので、それよりも下ですね
ダイキ:そ、そんなの許せるはずないだろ!
ダイキ:掲示板に晒すかもしれないじゃないか!
子系子:なので『許していただければ』と前置きをしました
子系子:許されなければ他の作戦を考えるだけです
もののけ:じゃあ、違う作戦を考えよ~
ダイキ:ステータスを覗かれるなんてありえねぇよ
徳川家康:待て!
徳川家康:時間もないし、俺はこの作戦以上に有効なモノはないと考える!
会員No.2:確かに私達のような寄せ集めのチームでは、出来ることが限られますね。
子系子:防御施設は構築しました
子系子:これ以上となると……難しいですね
徳川家康:だからこそ! いま出来ることは全てするべきだ!
ダイキ:そういやお前はレベル高いって噂だよなぁ
徳川家康:レベル13だ!
ダイキ:お前はステータスを覗かれねぇから気楽なこと言えんだろ!
ダイキ:調子いいことばっか言ってんじゃねえよ!
会員No.2:……はあ。
会員No.2:これでは何も決まりませんね。
子系子:そうですね
子系子:戦いの前に不和を生じさせるのは得策ではありません
子系子:やはり他の作戦を考えましょう
徳川家康:ステータスはHP360,SP263,MP48,攻350,守370,魔攻70,魔守150,敏捷90,器用190,運命120
徳川家康:ジョブがウォーリアだから魔法は自己強化のみ!
徳川家康:これが俺のステータスだ! 掲示板に晒してえなら晒しても構わねえぜ!
田中の中田:自分のステータスをエリアチャットで晒すだと……!?
会員No.2:これはまた思い切ったことをする……。
もののけ:自分達で決めたリーダーがここまでするんじゃな~
田中の中田:ゴチャゴチャ文句は言えねえわな
ダイキ:な、なんだよ……
ダイキ:俺が悪者かよ……
徳川家康:悪者というつもりはない! ステータスを晒すなんぞ誰もが嫌だろうからな!
徳川家康:だが、そんな些事に拘っている場合か?
徳川家康:NPCは死んだら生き返らないのだ! 護衛クエストの依頼主を見てみろ!
徳川家康:みんな絶望していない! オレ達を信じてくれている!
もののけ:一緒に戦うとか言ってる人もいるもんね~
子系子:誰も負けるとは思っていません
徳川家康:ならば期待に応えて、完璧に守り通して見せてこそ日本人! そして武士だ!
ダイキ:……
徳川家康:ステータスの一つや二つ晒すくらいで勝てるなら安いものだろう!
徳川家康:なあ! 安倍晴明よ!
安倍晴明:え!? 急に俺に振らないでくれる!?
徳川家康:さあ! お前のステータスを教えるんだ!
安倍晴明:話の流れがおかしい!
徳川家康:何もおかしくないぞ!
徳川家康:チームをまとめるために必要なことだ!
安倍晴明:俺のステータスを知ってどうなるねん
徳川家康:みんなのテンションが上がる!
安倍晴明:効果が薄くない!?
会員No.2:レベル17という噂は知っていますが、あくまでも噂ですしね。
子系子:数値で見て、自分と比較することで
子系子:相対的に強さを推し量ることができる
子系子:その強者が仲間にいるという安心感
子系子:これは士気の向上に繋がります
徳川家康:そういうことだ!
安倍晴明:家康は何も考えてなかっただろ!
徳川家康:細かいことを気にするな!
安倍晴明:うぅん、でもさすがにステータスを教えるのは……
子系子:あ、じゃあいいです
安倍晴明:えっ
子系子:代わりに私がステータスを教えます
安倍晴明:ちょっ
会員No.2:いや私が教えましょう。
田中の中田:ここは俺がステータスを教える!
徳川家康:いやいやオレが!
安倍晴明:じゃあ、俺が教える!
子系子:どうぞどうぞ
会員No.2:どうぞどうぞ。
もののけ:どうぞどうぞ
田中の中田:どうぞどうぞ
安倍晴明:しまったぁぁぁ!
子系子:作戦通りです
もののけ:ナイス孫子!
徳川家康:ハッハッハッ! 安倍晴明はバカだな!
安倍晴明:お前に言われたくない!
田中の中田:さあ! 晒せ! お前のすべてを!
もののけ:ステータスを教えろ~!
田中の中田:ついでにモミジちゃんのスリーサイズを!
会員No.2:会員No.40、許す。
会員No.40:かしこまりました。
田中の中田:待て! 俺は味方だギャアアアアアア!
会員No.2:さて、改めまして。
もののけ:ステータスを教えろ!
安倍晴明:ぐぬぬぬぬ
安倍晴明:分かったよ! 教えりゃいいんだろ!
会員No.2:レベル17がどれほど強いのか。
子系子:気になりますね!
もののけ:ワクワク
安倍晴明:ステータスはHP261,SP157,MP368,攻209,守185,魔攻240,魔守229,敏捷131,器用142,運命270
安倍晴明:ジョブは戦士みたいなもんだけど、全体攻撃の魔法アリ! 以上!
徳川家康:おお! 安倍晴明も戦士だったか!
もののけ:全体攻撃魔法を持っている戦士って……
会員No.2:ステータスがウォーリアの家康殿と全く違うのですが……。
子系子:どちらかというと魔法職のステータスですね……
子系子:ジョブを教えていただくことは?
安倍晴明:企業秘密です
会員No.2:今はステータスだけでもいいのでは?
会員No.2:時間も限られていますし。
もののけ:たしかに次元がちがうもんな~
子系子:この高ステータスで全体攻撃はかなり心強い
子系子:ちなみに射程はどれほどですか?
安倍晴明:う~ん、なんとなくでも見えてれば当てられるかな?
子系子:なるほど……超長距離ですね……
子系子:晴明さんは自分のタイミングで攻撃してください
安倍晴明:えっ、そんなテキトーでいいのかよ?
徳川家康:我がチームの軍師がいいと言っているのだ! やりたいようにやるがいい!
子系子:いつのまにか軍師に……
もののけ:名前からして軍師やる気マンマンじゃん~
もののけ:孫子の兵法を見せてくれよ~
子系子:孫子じゃないんですけど……
子系子:でも……正直かなり燃えますね!
徳川家康:よし! 軍師も決まって布陣は完璧だ!
徳川家康:ダイキ! オマエにも期待している!
ダイキ:お、おう!
徳川家康:みんな絶対に勝つぞ!
安倍晴明:これで負けたらステータスの晒し損だわ!
安倍晴明:チクショウ! ワオルフ許すまじ!
会員No.2:八つ当たりが凄まじいですね。
子系子:3倍のレベル差で蹂躙されるワオルフ達がかわいそうに思えてきました
もののけ:勝てばよかろうなのだ~
子系子:それでは! 敵が見えるまで待機でお願いします!
徳川家康:了解だ!
会員No.2:承知しました。
もののけ:りょ~かい~
ダイキ:わかった!
安倍晴明:おk
田中の中田:グッ……そ、そんなことよりも、モミジちゃんのスリーサイズを……
No.40:まだ生きていやがりましたか!
No.40:悪・即・斬!
田中の中田:いやお前のジョブはアーチャーだギャアアアアアアアアアア!
安倍晴明:もう少しで戦闘だからほどほどにネ……
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