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アイノスピア  作者: 英虎
第 1 章 〜 眠れる女神の子 〜
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第1章-6ー最強部隊ー


アタシが、この国の姫の守護隊に入る事になったと親に告げられた時、



喜ぶ者も多くいるみたいだが、私は強く親を憎んだ。



昔から、親はアタシを守護隊に入れたい入れたいと言っていが、まさか本当に入隊させるなんて思ってもいなかった。




アタシは、自分から自由を奪われた事に強く憎しみを感じた。

アタシの姉も、1年前に守護隊に入隊し、姉が家に帰ってくることはまだ1度も無くなった。




___アタシは、目を覚ましてもいない女を守る為に、自由を奪われてしまうのか…?





アタシは、親を憎むと同時に、沢山の人に愛されながら、産声を上げてから目を覚ますことが無く育ったこの国の姫を、強く憎んだ。


__クラリは、語り終えると自分が言った事を思い返したのか、恥ずかしそうに段々と赤くなる頬を抑えてしゃがみこんでしまった。




(この世界には純粋な子が多いなぁ…)




私は、なんだかほのぼのした気持ちになりながら、私も彼女が言っていたことを思い返した。

考えてみてみると、やはり気になるキーワードがあった。



私が1番引っかかった言葉は、彼女が言った、 ”スピア” という言葉だ。



_スピアって槍ってだった気が…。そういえばクラリちゃんも盾として、剣として、槍としてって言ってた…

私は彼女が言っていた言葉に、大きな重みを感じた。

私より年下か同年代の子が、命をかけるなんてそう甘い事ではないだろう。


私と同じクラスの女子で、命かけるなんて言葉を軽々しく使っている子は沢山いたが、その子達とは違う、深く決意に満ち溢れた重みがその言葉にはあった。



私が、瞼を閉じて、難しい顔をして考えていると、

クラリの近くにいた、少しつり目で、こちらも綺麗な顔立ちをしている女の子がクラリの頭を軽く引っぱたいた。



「クラリ、朝からそのテンションはうるさいし、鬱陶しい。」



すると彼女は私に軽くお辞儀をし、軽く笑いながらはっきりとした口調で私にこう言った。

「アンタ、昨日目が覚めたばかりなのに、朝からこんなうるさいのに絡まれて、迷惑って顔してるわよ。」



私はそんな顔してません。と、大きく首を振ると彼女は顔の前で手をひらつかせながら、軽く笑った。



「冗談よ。じょうだん。

どんな奴かなぁと想像はしていたけど、やっぱり予想通り真面目な人ね。


私はムヅキ・マリフレアリス。って言うわ。宜しく。」


彼女は少し笑ったかと思うと、すぐに冷淡な表情に戻し、座った目つきで私に言った。

「さっきコイツが言ったことでも混乱している事だろうから、

アタシが軽く説明するわ。


スピアは、貴女を守る為に形成された、最強部隊で、

メンバーはこのうるさいクラリと、アンタの執事のユウクと、アタシと、ナビゲーターのネリアの4人で構成されているの。


スピアの掟は、姫の盾となり剣となり槍となること。

クラリが言う通り、姫に永遠に命を捧げる事を誓い守り抜けって事ね。


私は命を捧げるつもりないケド。」



彼女は機嫌が悪そうな表情で、胸の前で腕を組み、右に首を振った。

クラリも、気に入らない。と言った様子で、

「ムヅキさん。アイノ様に対して『アンタ』とは、なんですか!?


貴女は敬意を示すという言葉を知らないのですか!!!!!」



「敬意って…アンタこそ意味分かって使ってるの?

アタシずっと眠ってたこの子の何処にも尊敬する所が見つからないんだケド。」

クラリは、その言葉を聞くと、今にも横にムキー!!という効果音が出てきそうな表情で、ムヅキを睨みつけた。



私はまぁまぁ、とクラリをなだめながらムヅキに目線を戻した。

「ムヅキ達は、いまメイド姿だけど、それはスピアと関係があるのですか?」



私は、疑問に思った事をムヅキに投げかけると、彼女は少し照れくさそうに、そこ聞く?といった顔で質問に答えた。

「これは、もし、今アンタに何かあった時すぐ対処できるように

メイドの格好をしてまで傍についているのよ!


誰もやりたくてやった訳じゃない!!

朝から制服では、堅苦しいからとの王の命令に従ったまでよ!!!!!」




彼女はハアハアと息を切らせながら、私に向かって答えを投げつけた。

すると後ろからまたまた、メイド服の眼鏡をかけた可愛らしく清楚な少女が、楽しそうな笑みを浮かべながら、

靴をコツコツと鳴らし、私達に近づいてきた。




「あらあら、皆さんアイノ様が目覚めたことがとっても嬉しいのですね。


こんなにも騒がしく楽しい朝は、スピアの形成メンバーが決まった時以来ですよ。」



彼女は口元に軽く手を当て、とっても嬉しそうに呟いた。

コツコツ鳴らしていた足を止める

彼女は、私に視線を向けると、にこっと優しく微笑みかけ



「私の名前はネリア・マルジェス。


スピアのナビゲーターを担当する者で、

私の趣味…いや大好物は boyslove(BL) です♡


これから、私達スピアの主として長ーいお付き合いになると思いますが

どうぞよろしくお願いします♪」




その瞬間、その場の空気は凍りついた。

キャラが、沢山出てきて名前覚えれないかもですが、


1人でも覚えてくれたら嬉しいです(❁´ω`❁)



コメントやブックマークありがとうございます!!!!!( ❁ᵕᴗᵕ )✨



コメントしていただけると、本当に励みになります!!(❁´ω`❁)(嬉しい…!!)



これからも、コメント、評価、レビュー、ブックマーク等よろしくお願いします!!m(*_ _)m



そして、これからもアイノスピアをよろしくお願いします!!!!!(`・ω・´)✨✨

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