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3話 大妖精シャルン

テストや諸事情により投稿が遅れてしまいました。

まあ、問題ないよね?

 その少女は大妖精のシャルンと名乗った。シャルンは先ほど契約書に書いたから間違いない。大妖精は全ての妖精の中で最高位に位置する存在らしい。あとやけにべたべたくっついてくる。大妖精がこんなので大丈夫なのか?

 ひとまずだ、シャルンが言っていたことをまとめよう。すなわち妖精とは契約者。シャルンが言うところのマスターに魔力を供給し魔法のサポートを行うものらしい。その特異性のせいかシャルン自身には何一つステータスは振られていなかった。つまり戦えもしなければ死にもしない存在ということだ。

 ちなみに妖精はMPを自然から無尽蔵に使うことができるらしく妖精と契約したものは妖精の力にもよるがMPをほぼ意識せずに戦えるらしい。もちろん簡単に契約できるわけないが。

 それに問題がないわけではない。基本的に妖精は自然から受け取れるMPが決まっているのだ。あまりにもそれとかけ離れた場所に行くと、契約者のほうすらも性能が落ちてしまうらしい。まあそこは大妖精であるシャルン。全属性使えるから問題はない。

 だがしかしこの程度で終わるわけもない。妖精が契約者に渡す魔力は少しばかり特殊なものになる。よってその魔力を扱える適性が必要なうえに高い魔法適応力つまり魔法攻撃力が必要とのこと。その関係で戦士職には妖精と契約できる存在はいないらしい。まあ、俺はレベル1の時点でほぼすべての人を超越するほどの魔攻の持ち主。魔法適応力に関してはぎりぎり問題なかった。

 最終結論。俺はシャルンと契約したことにより、初級魔法すらろくに使えなかった始まりのダンジョンで死んでしまうような雑魚ではなく、魔力を無限に使えてもちろんのことのようにほぼ全ての魔法を使えるうえ、シャルンと契約した時の限定魔法も使える。さらに魔法の威力はそこらの魔法使いとは比較にならないほどの火力が出る。

 もうこれチートやん...



「マスターそろそろ行きましょうよぉ」

 そうだった。今は宝具をもらった日の次の日。前の日は情報交換して終わったんだった。

 さっきも言ったかもしれないがあれからトイレの時以外はついてきた。トイレの時ですら何分も説得した結果だ。ちなみに風呂には入っていない。これは骨が折れそうだ。まあ肩に乗るようなサイズだから重くもないし体の負担は少ないのだが。どこかの電気ネズミを肩に乗せてる少年と比べれば全然問題じゃない。というか混浴があるって言われたら言い返せる気がしない。覚悟を決めておこう。


 今日は町の探索と二番目のダンジョンで試し撃ち兼レベル上げだ。もう始まりのダンジョンにはいきたくない...

 ちなみにだがこのゲームジョブレベルとは別にキャラレベルもある。ここからが妖精術師『フェアリーマジシャンの面倒なところなのだが、妖精と契約している間は絶対に妖精術師以外の職業に変更できないのだ。つまり俺は他の職にはなれないと。まぁそもそも魔法なんか使えなかったからいいんだが。


 二番目のダンジョンは洞窟になっている。そこを抜けると第三の町というわけだ。今回は第三の町に行ってしまおうと思う。あとのほうまで行ってもさほど問題にならないだろ。


 洞窟についた。使える魔法といえばこの時点でほぼすべてだ。なのでいきなり最高位魔法をぶっ放したりもできるが、ここはあえて慣れの意味も含めて初級魔法から行こうと思う。

まずは初級魔法のファイア。あわや大惨事になるところだった。妖精の力が強すぎて、ここが洞窟じゃなく森だったら下手したら全焼事件とかになっていた。いまでもあたり一面が炎に包まれている。最高位魔法じゃなくてよかった...

 魔力の扱いには細心の注意が必要なようだ。ちなみにシャルンは「てへっ」とか言っていた。まあ、あまりひどくならなかったからよかったんだが。

 そのあとは順調にいった。魔力の調整にも慣れてきて困らないぐらいには使えるようになった。

 そんな状況だったからか、油断していた。ここは『ゲーム』ではなくて『現実』なのだ。『ゲーム』にはなかった地形破壊もここが『現実』ならありうる話だ。そう、俺は洞窟を崩落させてしまった。

 俺自身が出た後だったから何の問題もなかったのだが恐らく当分は戻ることはできないだろう。まあ用なんてないんだが。


 妖精術師は最初から妖精に対応した魔法なら基本的に使える。レベルアップで覚えるのは妖精ごとの専用技だ。そしてシャルンの専用技は今のところは防御魔法。しかもやけに強い。てっきり攻撃魔法だと思っていた。

 まあ耐久性が向上するからいいんだが。

 そんなことを一通り考え終わったので第三の町に行こうとしたら背後から激しい爆発音とともに一人の少女が出てきて

「いきなり崩落させるなんてひどいじゃない。下手したら死んでるところだったんだからね?」

 いや、普通下手しなくても死んでいるんだか。

 俺とシャルンは呆然とその少女の登場を見守るしかなかった。

 そしてもう一度洞窟が崩落した。

さあ、新しいキャラの登場です。

このキャラは何をしでかしてくれるのか!!

乞うご期待

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