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1話 エンカンタディアへのログイン

さあ本編が始まった。

私はシャルとの約束があるんであいつが1話を投稿したら魔女家動画を出さなければならないと。

まあ見てくれると嬉しいな

 さあ!今日から大学に入学したということで一人暮らしが始まった。

 実家では親がうるさくてプレイできなかったが、一人だから自由だ。

 さらに遊戯世界【エンカンタディア】は加速倍率が尋常じゃない数値に設定されている。

 よっていくらプレイしても現実ではほんの少ししか過ぎない。大学の授業の理解も遅れなくていい。

 もちろんエンカンタディア内でも宿題はできる便利使用。

 普段はゲームなどあまりしないのだが最先端技術を搭載した最高傑作ということでこれだけはやってみたいと思っていたのだ。

 事前に基本的な情報はすべて集めているので、アバター登録をすることにした。


「新規の方ですね?アカウント設定と脳波の適合を行います。少しお待ちください」

と、機械的な音声が告げてきた。なんでもこれはゲーム内で死んだプレイヤーが再びログインできないようにする措置だとか。最新技術すげぇー

「適合完了しました。新規アバター作成を行います。アバターは現実の姿を使いますか?ご自分で作成されますか?」

「現実の姿でお願いします」

 このゲームはアバター作成がやけにめんどくさいのでも有名なのだ。それに現実もさほどひどくないと思う...

「作成完了しました。次に名前の設定を行います。」

「グライフで頼む」

 これはもともととある軍艦の名前だ。あだ名をつけるのは苦手だし、比較的船には興味があった。もちろんこれも登録前に名前だけ調べただけで実際に何をしたかは知らないが。

「グライフ様ですね。では次に職業タイプを選択してください」

「魔術系で頼む」

 これも前々から決めていたことだ。

 このゲームはフルダイブ型のVRMMOということで体をたくさん動かしそうな戦士型は使いにくいと思ったからだ。

「魔術系ですね。初期職業はウィザードとなります。戦闘などのチュートリアルはやられますか?」

「やらせてもらうよ」

 このゲームチュートリアルがやけに親切なのだ。さらに終了と同時に限定アイテムがもらえるんだからやらない手はない。

「ではよい遊戯ライフを」

 視界が真っ白になって別の場所に転送された。


 視界が晴れると何もない平坦な草原が広がっていた。そこに男と思しき人物が一人。

「どうもガイドのセバスチャンと申します。今回はよろしくお願いします」

 この男セバスチャンというのか。とりあえず言われた通りにやっていけばいいんだ。時間もさほどかからない。

「まずは武器の装備です。メニューを開いて武器を装備してください。」

 武器を装備する。

「では武器の使用です。的を用意したので的に杖を向けて、ファイアと唱えてください」

 その言葉と同時に的が現れる。俺は素直に的に向けてファイアと唱える。

 すると体を何かが流れるような感じがし、杖の先から火の玉が出る。そしてきれいに的に炎の弾が当たる。

「上手ですね。魔法職は基本特定のスペルをコールすると魔法を発動できます。ただし魔法を使うためにはMPが必要になります。MPの管理はしっかりしてくださいね」

 そのあとは町の疑似マップに移行し町の施設紹介などがありチュートリアルが終了した。

 チュートリアルのクリア報酬は最初の少しだけだが獲得経験値が上昇する指輪型のアクセサリーだ。男だから指輪が似合わないとかそういうのはなく非表示なら非表示にできる便利使用。もちろん俺は非表示にするが。


 チュートリアルが終わったので始まりの町にスポーンした。

 この時点でステータスが割り振られるので確認することにした。

 まずHP。事前情報と比べて少し低い。

 次はMP。なぜか尋常じゃなく低い。この数値は戦士職でもないようなステータスだ。これなら初級魔法一発撃てばMPが切れるレベルだ。流石におかしいと思う。どうせ宝具でMPが上がったりするのだろう。宝具がないとうまく戦えないというのもたまに聞く話だ。

 次は物理攻撃力。魔法職なので高くはないしそもそも物理攻撃の機会なんてほとんどない。

 次は物理防御。これも低い。やっぱり魔法職は防御力が低いというのは定番らしい。

 次は魔法攻撃力。尋常じゃなく高い。このステータス値はネットで見た中でもほぼ見ないような値だ。MPがないのが惜しい。

 次に魔法防御。比較的高い値になっていた。他よりは少し高いかなぁというレベル。

 他のステは平均とかそれぐらい。MPが異常に低いのと魔法攻撃力がおかしいぐらいに高いぐらい。

 宝具は二個目の町に行ったら受け取れる。そのため一つ目のダンジョン、始まりの森を攻略しなければならない。

 いくら魔法攻撃力が高くてもMPがない。最初のダンジョンといえど攻撃手段が乏しすぎる。とりあえずなけなしの金でMPアップの指輪を買って装備して出発した。


 始まりの森は敵のレベルも低く普通のプレイヤーならば一切苦戦しないダンジョンだ。だが俺は普通じゃない。

 早速だがMP切れで逃げ回っている。

 よって順路から離れてしまったわけで、さらに強い敵に追われるという始末。いつの間にか全く関係のないところまで来てしまった。

 すると大きな叫び声とともに景色が変わる。これはやばい気がする。

 ネットで見た触れてはいけない敵ランキングトップ5に入っていた気がする。

 簡単にいうと自分か相手のどちらかが死ぬか4時間経過が結界の解放条件だ。

 結界を解放しなければボスの周囲100メートルからは逃げられない。

 つまり待つのは死、のみだ。

 ここで終了ということだ。とりあえず形だけ逃げているものの体力が尽きるのは時間の問題だ。

 そして次の瞬間、俺の命は、俺のエンカンタディアライフは、終わりを告げた。

トリマ終了

いっただろ?これ異世界転生ものなんだ。

つまり死んでもらう。

できればあのころしてきたやつやっつけたいなぁ

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