第13話 もう一人の精霊使い
グロ料理を堪能したジンは教官殿を待たなくてはいけないという事でしばらく男女共同館で時間を潰すらしい。
7人は特にすることも無いのでクエストでも見ながら手頃なものがあれば小銭を稼ぎに行こうということになった。
~その頃、秋水&薙刀ペア~
秋水「あぁ・・・・王都ってどれだけ遠いんだ・・・・。」
2人が霧の門を出てから既に3日、山や森をひたすらに歩いていた。
道はあるが食料はまさにその日暮である。
ずっと薙刀と呼ぶのもあれなので名前を聞くと彼はスザクと答えた。
スザク「王都わぁ・・・・そーいやどっちだったかな?」
まさかの衝撃発言であった。
秋水「えっ!? まじで!? いままで来た山道なに!?」
スザク「いや、なんとか来た道を戻ってきたんだが、よく考えればどこから来たかもあんまり覚えてなくてな。」
ネブラ「こりゃあ使えねえおっさんだなぁ・・・・。」
スザク「誰がおっさんだ口を慎め! もっと年上を敬わんと人生損するぞ。」
ネブラ「いや俺確実にあんたより長生きしてる自身あるぜ・・・・。」
秋水「それは間違いない。」
スザク「確かに。 まぁそんなことはどうでもいいんだ、とりあえず王都を目指さねば。」
ネブラ「あんた平然と霧の森抜けといて王都への道がわからねえってかなりの傑作だぜ!」
秋水「しかしどうしたもんかな、三日も歩けばかなりの距離来てそうだけどなぁ・・・・。」
スザク「ならお前達が一回霧になって上空まで上がり、周りの光景を見てきたらどうだ?」
秋水とネブラはその手があったかと精霊開放を行い、空に舞い上がった。
スザク「全く・・・・あんな若造があの年で精霊使いとは誰も思わんだろうなぁ。」
空高く舞い上がるとそこは本当に異世界であった。
地平線に広がる広大なる大自然、日本では絶対に見ることが出来ない光景であった。
周りを見渡すとかなり先だが人工的建造物を確認することが出来た。
精霊開放の状態なのであの場所まで移動しようと思えばありえないスピードで移動出来るのだが、この広大な自然の中のスザクをもう一度発見出来る自信はないので降りた。
スザク「どうだ? 王都は見つかったか?」
秋水「歩けばあと5日はかかりそうなとこに街みたいなのが見えた、とりあえずそこを目指そう。」
スザク「そうか、まぁ歩くのは俺の本業みたいなものだから平気だ、頑張って歩けよ秋水。」
秋水「あ・・・・あぁ・・・・頑張ろう・・・・足が動くか心配だ。」
スザク「この3日でかなり鍛えられているはずだ、この先は日に日に体力がついて楽になるさ。」
秋水「冒険家になるつもりは無いけどまぁ仕方ないか・・・・。 街が見えたのはあっちだ、行こう。」
2人は王都と思しき場所を目指して歩き出した。
はい、結局定期更新ってなると前日になってあああああぁぁぁぁってなる剣狐です。
これを書いてる現在朝5時ですw
投稿予定時刻2時間前w
もうちょっと余裕もって書きまぁす!
久々に秋水君登場です!