第10話 来客
寮に戻った7人は思い思いに休息を取り、翌朝も男女共同館にて落ち合った。
スキルマスターの寮は完全に男女別で、それぞれ建物が分かれている。
当然、男女間の寮の行き来は禁止だ。
その代わりに男女共同館が存在する。
男女共同館は便利な場所で、大浴場をはじめ、カフェテリアや図書館、仮眠室なども用意されている。
スキルマスター憩いの場と言ったところだ。
7人は男女共同館で朝食を取った後、特に用事もなかったので教官殿のところへ向かった。
GSMGの教官殿の部屋をノックするといつも通りの声が聞こえてきて、7人は部屋に招きいれられた。
尚矢「おはよぉございまぁ~す、地球人7人到着やで~。 あ~ねむ。 ってあれ!?」
教官殿「ああ、朝早くご苦労だ、来客がいるが、顔見知りだからいいだろう。」
そう、教官殿の部屋には何故かジンがいた。
剣徒「ジンさんじゃないですか! お久しぶりです!」
優菜「ジンさんが王都にいるとは思いませんでしたよぉ~。」
ジン「ああ、久しいな兄ちゃん達! 元気だったかぁ?」
オプス「おお、あのなかなかいい腕っ節のおっさんじゃねえか、なんでこんなとこに居やがるんだ?」
ジン「あのなぁ・・・・色々言いてえ事があるが、俺も一応GSMGの人間ってことになってるからなぁ、色々あんだわ。」
教官殿「何を言う、ドミニオンズ・パーティーの後飲みに誘ったのはどこのどいつだ、何が色々あるだ、なにもないだろう。」
ジン「まぁまぁそう言うなよ、特殊な階級としての情報交換ってのは大事なことなんだぜ? 酒はそのついでだ、ついで。」
どうやら2人は会議の後飲みに出ていたらしい。
その割には酔っている雰囲気は全くない、異常に酒に強いのか、はたまた酔うほど大量には飲んでいないのか、まぁきっと前者だろうなと思う7人である。
討魔「そんなことより、昨日の話の続きはどうする、間が悪いなら出直すが。」
教官殿「いや、それには及ばない、しかし申し訳ない事に私はいまから少し出なければならんのだ、なので話はジンに聞いてくれ、こいつは暇人だ。」
ジン「おいおい、何言ってんだよ、俺が暇人だと?」
教官殿「ああ、ついでにこの田舎者に王都の旨い酒やつまみの店を教えてやるといい。」
ジン「ああ、俺は世界一の暇人さ、なんでも教えてやるよ。」
単純な人である。
真癒「こ、こんな人がドミニオンズのメンバーでしかも『大拳聖』なんて呼ばれてる人間だなんて・・・・。」
守武「世も末だなぁ・・・・。」
妙に息が合うのがこの二人である。
教官殿「それでは私も出るから大通りまで一緒に行こうか。」
7人と教官殿とジンは揃って大通りへ出た。
教官殿はそれでは行ってくると、王城の方へと歩いていった。
7人はジンと大通りを歩き始めた。
いやぁ、眠い。。。。
最近更新しても中々アクセスが伸びずなんとも言えない状況です。
ただ、やりはじめてからお気に入りも一件増えましたし、勝手にランキングのファンタジー部門もTOP100に入ってていい感じです♪
皆様の反応が励みになってます^^
ただ定期更新は方法を変更するかもしれません、飽くまで色々試しているところなので・・・・。
ただ更新頻度はこのままなるべくキープしますのでご安心を!
それでは、寝ようかなw