第6話 侵入者
教官殿「ここが機密区画の最深部、異界の間だ。」
中の造りはとても幾何学的な作りで、部屋の中心に明らかに触るとやばそうな結界に守られた大きな台座があった。
討魔「これはまた、なんとも不思議な造りだな。」
教官殿「ここは王都でも一番の機密情報の一つだからな、この幾何学な造りにいくつものトラップや緊急時の侵入者殲滅システムが施されている。」
尚矢「めっちゃ危ないやん・・・・。」
剣徒「でも、あの台座の上には何も乗ってないですよ?」
事実、やばそうな結界に守られている台座にはなにも乗っているようには見えない。
教官殿「馬鹿者、この部屋に入っただけではまだ侵入者か、入室を許可された人物か分からんだろう、まぁほとんどの場合侵入することなど夢のまた夢だが。」
優菜「つまり・・・・結界で見えないようにしているんですね!!!」
教官殿「その通りだ、お前たちはここで待っていろ、結界を解く。」
教官殿が結界に手をかざすと結界は光り輝き、弾けるように消えた。
そして台座の上には地球で『武器』と呼ばれた品物がいくつか安置されていた。
??「へぇ~なんかすごい部屋だねぇ。」
突如部屋の中に声が鳴り響く。
当然、全員は一瞬で臨戦態勢に入っていた、さらに教官に置いては既に最上級スキルの詠唱も完了していた。
低く冷静に聞こえる声で教官殿が問う。
教官殿「何者だ?」
その一言で周りの6人は教官の冷静さの中に渦巻く怒りを感じ取った。
??「さぁねぇ、何者かどうか聞くなら私の一撃を防いでからにしてもらおうか・・・・。」
すると教官を含む7人の周りに邪悪な気が発生する。
教官殿「お前たちは絶対にスキルを発動するな、まずいことになる。」
教官殿「愚か者め、この部屋では選ばれたスキルマスター以外のスキルには殲滅システムが作動する、貴様がどこに身を隠そうが、殲滅システムには丸見えだぞ。」
しかし声は全く気後れした雰囲気を見せずに言葉を紡ぐ。
??「さぁ、それはどうかなぁ?」
邪悪な気の中から強力な闇の拘束が放たれる。
教官殿はこの瞬間に殲滅システムが発動すると踏んでいた、しかし、発動しない。
なぜだ?
そう考える暇もなく闇に拘束される。
すぐさま拘束に対する反対スキルを発動するも、いとも簡単に闇に吸い込まれた。
教官殿「これは・・・・。」
拘束が放たれて数秒もせず7人の周りに暗黒の剣が現れる。
??「これでチェックメイトだ。」
剣が7人めがけて放たれた。
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