第4話 機密区画
教官殿に連れられて来たのはGSMGの地下にある機密区画。
教官殿いわく、ここ機密区画には王都でもかなり貴重な物品が厳重に収納管理されているらしく、並のスキルマスターは入れない。
もし入ろうと思ったらそれに必要な理由を国とGSMGに申請し、GSMGトップと国のトップ両方が認可しなければ入ることは叶わない。
ここに顔パスで入れるのは国に数える程しかいないそうな。
そんなことを言いながらしれっと顔パスで入る教官殿、基、ドミニオンズ第1位フローレンス様である。
教官殿「さぁ、ここからは機密区画だ、つまりどういうことか分かるな?」
剣徒「ええと、ここにあるものの情報を漏洩したりすると漏れなくS級門犯で煉獄に落とされるとかそんな感じですか?」
教官殿「正解だ、優秀だな剣徒君。」
教官殿「さて、煉獄ではどのような目にあうのだったかな? ぞくっとする背中が?」
夜雲「・・・・ぞくっとすら出来なくなる。」
教官殿「ご名答、ということで、黙ってついてきたまえ。」
その恐ろしい現実を前に6人は興味というものを押し込めただただ教官殿について歩いた。
しばらく歩くと特別厳重に警備された巨大な扉の前に来た。
今までに見た門の入り口のようにとても巨大な鎖と錠前が幾つも絡みつき、とても人間が開けることなど叶わないレベルの厳重さである。
教官殿「さ、ここだ、とりあえず入るぞ。」
そう言って教官殿は扉の方を向く。
二言三言、何かを呟くと扉に絡まっていた巨大な鎖や錠前は瞬時に消えうせた。
二言三言で開いちゃっていいのかとか思いながらも口には出さず6人は教官殿の後に続いた。
~同時刻、教官室~
オプス「おい・・・・。 おい、守武!」
守武「なんだよオプス俺はこのまま寝るんだ。」
オプス「ったく、なに馬鹿言ってんだ、ふっとばされてばっちり受身取っといて気絶したふりなんかしやがって、なに企んでやがる?」
守武「いや別に、ってかまさかマジで置いて行かれるとは予想外デェス。」
オプス「は?」
守武「すまん、これは地球でしか、いや日本でしか流行ってなかった・・・・。」
オプス「どうでもいいが、さっき外から爆発音が聞こえた、さっきのだいなまいとってやつか?」
守武「ああ、多分そう、見に行く?」
オプス「確か闘技場つってたな、どんな感じになったか見に行きてぇ。」
守武「おっけ、いこか。」
守武は一人闘技場へ歩き出した。
更新デェス・・・・。
現在更新定期化に力入れてますw