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【Gate】~若き門番達の物語~  作者: 剣狐
~祭礼の章~
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第9話 『精霊着装』

「「「「「「「精霊着装?」」」」」」」


ジン「ハモるな(笑) そう、精霊着装だ。 というか守武まで驚いてどうする。 ってかいつ起きた!?」


尚矢「つまり、どういうことや?」


ジン「無視か・・・・。 まぁいい。 あの時の守武を見てもわからないのか?」


剣徒「そうですねえ・・・・暗くてよくわからなかったですし・・・・。」


ジン「ああ、そうか・・・・お前たちにはあの暗さはまだ見えにくいか・・・・。」


討魔「ようするにお前には明るく見えているのか?」


ジン「明るくではないが、周りの物に流れる気で周りの状況は分かる。」


なかなかのチートだと7人は思った。


ジン「それで精霊着装だが・・・・。」


ジンの説明によると・・・・。


『精霊着装』とは文字通り精霊の力をそのまま纏うことである。


それは最も契約している精霊が顕現している状態に近いという。


それを人間が纏うと想像を絶するほどの精神力を浪費する。


その代わりに契約している精霊の力を100%発揮することができる。


そしてそれは体を形造る『素材』そのものから変えることができる。


つまり守武の場合は『闇』の精霊なので体が闇そのものとなり矢を受けることはなかった。


ジン「つまりこういうこった。 この技は本当に精霊と兄弟のような仲にならないと出来ないと言われている。」


守武「でも出来たじゃん。」


討魔「多分オプスにはプライドというものがないからだろう。」


オプス「どういうことだよ!!!」


討魔「なんだいたのか。 お前はお気楽な性格そうなのでな。」


オプス「ずっといるわ! まぁ・・・・小さいこたぁ気にしないだけだ。」


尚矢「あらかた他の精霊はんはプライドが高いんやろうなぁ・・・・人間になんてすぐ従順になんかならんやろう・・・・。」


ジン「ああ・・・・そうだろうな。 オプスは一度煉獄に堕ちたと聞く・・・・。 まぁ色々あって強がってるんだろうな・・・・。」


そういうとみんなが、あぁ・・・・と暗い空気になる。


オプス「勝手に人を病んでるのに強がってるみたいに言うんじゃねぇ!!! 俺は元から人間と絡むのが好きなだけだ!!!」


そういうと守武を含めた8人笑う。


守武「ははっ、オプスそうむきになるなよ、お前の事は俺が一番わかってるって!」


オプス「ああ、まぁ相棒さえいればおれはなんでもいいんだ。」


ジン「ほんとに仲がいいなぁ・・・・。 驚いたぜ。」


すると尚矢があることに気付く。


尚矢「あれ? でもなんで守武が精霊着装しただけであの人形を無力化出来たんや?」


守武「ああ、あれはあの人形の素材そのものにスキルが掛けられていたから、オプスの力を使ってあいつらの魔力を吸い出してしまったんだよ。」


討魔「吸い出した? そんなことが可能なのか?」


オプス「おいおい、確かにおりゃあ物理的な攻撃は苦手だが、全てを飲み込む『闇』の精霊様だぜ? なめられちゃ困る!」


ジン「確かに、闇の精霊クラスなら物に掛けられたスキルの魔力を吸い出すなど造作もないことだろうな。 俺にだって分かってれば出来ることだ。」


尚矢「出来るんかい! そこで出来る言ってもうたらオプスの立場無しやでぇ!」


そういうとまたみんながどっと笑う。


ジン「ああ、そうだ、これで俺の依頼は達成となる。 GSMGに帰ってクエストの終了報告を行うといい。」


そういってジンは依頼書に事件解決の印を押して尚矢に手渡す。


尚矢「ああ、もう終わりやねんな! 今回は色々と勉強なったで!」


真癒「私はちょっと怖かったわよ・・・・夜中に道化師の格好した人形に襲われるなんて・・・・。」


優菜「あれれ? 真癒さんが怖いとか人前で言う人でしたっけ?」


守武「キテル、きっといま真癒にはデレがキテル!!!」


守武はそう言って真癒に飛びつこうとする、しかし見事な金的を入れられその場に崩れ落ちた。


討魔「返事がない、ただのしかばねのようだな。」


ジン「またドラクエとやらか。」


剣徒「ちょっ、だからやめてくださいって!!!」


夜雲「・・・・。」


それから7人はジンと別れの挨拶を交わし、村を後にした。


ジンは別れ際、なにか困ったことがあれば構わず頼りに来るといいと言ってくれた。


7人はまた必ず来ますと伝え、お世話になった村長と別れ、GSMGを目指し歩き始めた。


~同日・アルモニア=プロドティス~


トロヴァドゥロス「いやぁ・・・・あいつら変な技を使ってきてジンの野郎を始末出来なかったよ・・・・。」


ここは組織の会議室のような場所である、しかしお互いの顔はあまり知り合ってはいない。


名前と階級だけで呼び合う個人主義だ。


??「またあなた趣味の悪い人形で戦ったのではなくって? どうせ自分は姿を消して空から見下ろしていただけでしょう。」


年配の、落ち着いた声が広いホール場の会議室に静かに、そしてはっきりと響く。


トロヴァドゥロス「いつもそうやって僕のことを下げずんで・・・・ほんとにドSだよね、『掟の修道女(カノナス・カログリア)』さん♪」


掟の修道女「その名で呼ばれるのは少々不快ですね、せめて名前で呼んで下さいといつも言っているというのに・・・・。」


すると闇の中に新たな声が響く。


??「まぁこれで奴らがトロヴァドゥロスの人形程度なら退けられるということがわかったのだ、また小さくも、新たな一歩ではないか。」


トロヴァドゥロス「っつ! 盟主! 申し訳ありませんでした、今回は私が相手を舐めすぎたせいでこの有様に・・・・。」


掟の修道女「盟主様がおい出になるなんて珍しいですわね。 どういう風の吹き回しかしら?」


??「フフフ、私はいつもここにいる、そしていつもここでこの世界を見続けている。 ただそれだけだよ、麗しきマダム・・・・。」


掟の修道女「ほんとに・・・・この組織は女ったらしばかりですわね・・・・いいでしょう、次は私がその7人のスキルマスターとやらを可愛がってきてあげましょう。」


トロヴァドゥロス「ほぉ! 掟の修道女が動くとはこれまた珍しい! 最近は計画の進行といい話のネタが尽きなくて刺激的だねぇ!」


??「よいことではないか、まだそのスキルマスターなど我らのなんの妨げにもならん。」


??「頼むぞ柱師達よ、我が組織の野望のために!!!」


トロヴァドゥロス「我らが盟主のために・・・・。」


掟の修道女「我らが盟主のために。」


そう言って2人の柱師はその場から立ち去った。


??「あと少し・・・・あと5つ・・・・か・・・・。」


なんかね、話って大まかに頭に入ってるだけで書き始めると99%がアドリブになってまた話が広がっていく。


小説はここがいい。


まるでジャズ音楽みたいに、キーボードとインスピレーションのフリーセッションで新たなリムズと言う名の物語が紡がれる。


はじめは書くのめんどくせーとか思ってても、書き始めたら止まらない、勝手にどんどん書いてて、気付けば文字がめっちゃ多くなってる。


んで書き終わったあとは眠くなるwww


みなさんも小説を読むのもいいですが書いてみるのも一理ありですよ♪


ノリノリの第9話をどうぞw

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