表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【Gate】~若き門番達の物語~  作者: 剣狐
~静寂の章~
35/102

第3話 力量

寮に戻って守武を寝かせたあと、尚矢と討魔と剣徒は3人でまたメインストリートへ行くことにした。


尚矢「そろそろ腹減ってきたしメインストリートでなんか食べ物屋でも探そかぁ~。」


剣徒「守武さんはどうします?」


討魔「なにか買って帰ってやればいいだろう。」


尚矢「そやな、ほな行こか!」


そういって3人は部屋を後にした。


寮を出て、5分も歩けばすぐにメインストリートの入り口に辿り着く。


夜のメインストリートは二つの月の光で煌々と照らされ、妖美な雰囲気が漂っている。


尚矢「おおぉ~!! これは雰囲気でるなぁ!!」


剣徒「いいですねぇ~、さすがは異世界、日本のギスギスした空気は無いですね!」


討魔「当たり前だ、むしろ日本人の物事の視野が狭すぎるんだ。 別の国の人間は日本人ほど自己中心的な考えをしていない。」


そんな話をしながら食事の出来る店を探していると、5分ほど進んだところに中からいい臭いのする食堂を見つけた。


尚矢「おっ! なんかここよさげやん?」


剣徒「そうですね、それほど高くなさそうですし、ここにしますか!」


中に入ると丸い机が8個ほど並んでおり、その机を囲むようにイスが4つ置いてある。


奥のほうにカウンターがあり、店主と思われるおばちゃんが立っていた。


おばちゃん「いらっしゃい! どこでも好きな場所に腰掛けておくれ。」


店は意外と繁盛しているらしく、空いてる机は2つしかなかった。


3人はカウンターのすぐ前の席に腰掛ける。


するとカウンターのおばちゃんが出てきてメニューを渡してきた。


おばちゃん「決まったら呼んでおくれ。」


3人はメニューを見始めた。


文字は頭の中で日本語に変換される。


メニューの内容は・・・・。


日本語に変換されるも3人のしらないものばっかりだった。


仕方なく3人はおばちゃんにこの店で安くて一番おいしいものを頼むという甘えに走った。


そして出てきたのは・・・・。


尚矢「案の定・・・・グロテスクやな・・・・。」


剣徒「守武さんがいたら、見ただけでリバースしたかもしれませんね。」


討魔「確実だな。」


しかし3人は訓練所のサロールの料理を既に攻略していたので料理はおいしく頂けた。


そもそも、見た目は良くないが味は中々いけるのがこの世界の料理だ。


ちなみに3人で腹いっぱい食った支払いは3人で銀貨3枚だった。


剣徒「あれじゃ安いのかどうかわかりませんねぇ・・・・。」


尚矢「まぁ、わいらが金無いっていうのもあるけどなぁ。」


討魔「守武への差し入れはどうする?」


そんな話をしながら歩いているといつのまにか少し外れた人通りの少ない道に入っていた。


どうやらそういうお店の並ぶ道らしく3人は引き返そうとした。


すると、5人の良い印象は持てない男が前から歩いてきた。


先頭の男「よぉ兄ちゃん達ぃ、ここは子供が歩いちゃいけないとこなんだぜぇ?」


尚矢「ははっ、すまへんなぁ、話しながら歩いてたらいつの間にやらこんなとこに来てもうて、いまから戻るとこなんですわ。」


剣徒「そうなんです、ちょっと邪魔なんでどいてくれませんか?」


先頭の男「おうおう言うねぇ兄ちゃん! いま自分達がどういう状況か分かっててそんな口聞いてんのかぁ?」


討魔「邪魔だと言っている。 さっさとどけ。」


すると後ろの4人の男が笑い転げる。


後ろの男「おやっさぁん! どけだとよぉ! 俺達をだれかしらねえんじゃねえかぁ?」


先頭の男「そうだなぁ、えれぇ舐めた口聞いてくれんじゃねえかぁ、ならいっちょ社会の歩き方って奴を教えてやるよ。」


そういうと5人が腰に下げていたサーベルを一斉に引き抜く。


先頭の男「俺らはこの町の裏の顔でちょっと名を上げた盗賊だぜ? その舐めた態度いま叩き直してやらぁ!」


先頭の男「おめえらぁ! やっちまえ!」


後ろの4人が一斉に剣を構え、走ってくる。


剣徒は剣を二本出し、2人の前に立つ。


下っ端「おいおい! 1人で相手してくれるとよぉ! ご親切なこった!」


そういって1人切り掛かってきた下っ端1人の首が宙に舞う。


頭「なんだと!? まぐれだまぐれ! 3人でかかれ!」


3人が一斉に切り掛かる。


正面の上段から切り掛かってきた男の剣を左の剣で受け止め、右の剣で上半身と下半身を真っ二つに切り裂く。


直後、右と左から振り下ろされた剣をバックステップで避け、剣を振り下ろした下っ端2人の間を風のように切り抜ける。


下っ端2人はその場に崩れた。


剣徒はそのままの動きで頭まで一気に駆け寄り、頭の持っていた剣を跳ね上げ、首元に剣を突きつけた。


剣徒「まだ、なにか言うことはありますか?」


頭「てめぇら・・・・一体何者なんだ・・・・。」


討魔「名乗るほどの身分ではない。」


尚矢「安月給の雇われスキルマスターやわ。」


頭「スキルマスターッ・・・・!!」


頭の胴体がそこに倒れる。


剣徒「この世界ではスキルマスターって珍しいんですかね?」


尚矢「どうやろなぁ~、まぁ盗賊程度がなれるもんじゃなさそうやな。」


討魔「無駄に時間を食った。 さっさと飯でも買って守武に届けてやろう。 そろそろ起きたころだろう。」


3人はメインストリートに向かって歩き始めた。


そのころ守武は・・・・。


守武「ふああぁぁっ・・・・。 あれ? みんなどこ行った? ってかいつの間に寝てたんだろう・・・・。」


リバースした後の記憶が無い守武であった。


さぁ9月だよおおおおお!!!


だれか突っ込んでくれるかな?w


速攻じゃねえかっ!!!


そうです、いま超楽しくかいてますw


読者のみなさん9月もがんばっていきましょおおお!!!


小説家になろう勝手にランキングのほうのクリックもよろしくお願いします><


励みになります♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ