第7話 試練の山道
山道には大量の魔物が現れた、すでに7人は30匹以上の魔物を倒しながらすすんでいた。
尚矢「どんだけ魔物沸いてんねん!!!」
剣徒「確かに、いままで普通に歩いてて魔物に遭遇することは無かったですね・・・・。」
しかしこれはただの魔物ではなく、ケツァルコアトルのしかけた罠であった。
そうとも知らず7人は試練にのめり込んで行く。
守武「また魔物の気配だ、来るよ!」
奥の巨石が立ち上がる・・・・!!!。
立ち上がった巨石を討魔のホークスアイで解析する。
討魔「こいつは【巨石の魔人】だ、打撃攻撃は聞かないようだ、魔法系スキルで戦うぞ!」
解析している間に巨大な岩の塊を4つ飛ばしてきた。
剣徒が【ロックガード】を放つ岩の壁が4つの岩を受ける。
しかし岩が巨大すぎて受けきれず2つが後ろの方にいた女性陣3人に飛ぶ。
夜雲が薄く光る剣を造り出し瞬時に岩を切り裂く・・・・。
守武「大丈夫か!? こっちも反撃だ!!!」
【ダークマター】守武の闇スキルが敵を時空の歪みに拘束する。
真癒が【アクア=デストラクション】を放つ、【巨石の魔人】の体を鋭い刃のような水流が襲い掛かる。
岩石属性の【巨石の魔人】は真癒の水属性上位スキルで一撃で倒れた。
すると、魔物の倒れた場所に光るものが落ちている。
尚矢「ん? なんか落ちとるで? 異世界ならではのドロップアイテムちゃうか?」
守武「おお! それはいいな! 薬草とかか!?」
討魔「薬草だったら守武、お前が食えよ。」
守武「いやいやいやいや、俺達いままで食わせる側だったから躊躇なかったけどいざ葉っぱ食うってなったら抵抗あるよ!?」
討魔「いいじゃないかいままで散々食わしてきたんだろう、謝れよ、二次元の勇者様に謝れ。」
守武「うぅっ・・・・ゴメンよいままで不味い葉っぱとか飲んだら攻撃力上がる劇薬とか飲ませてごめんなさぃ~・・・・。」
討魔「馬鹿はほっといてさっさと確認しよう。」
そこに光っていたのは何かの鍵であった、サイズは普通の家の物とさほど変わらない。
剣徒「鍵・・・・ですか。」
尚矢「となるといまのは中ボスくらいのレベルってことかぁ?」
その時、7人の頭に声が響く。
『その通りじゃ、我が放った幾多の魔獣をなぎ倒し、7つの鍵を集め我の元へ来るがいい・・・・。』
尚矢「お前さんが【土の門】の守護魔獣か?」
『フフフ、三回目はさすがに慣れたかの・・・・。 その通り、わが名はケツァルコアトル、【土の門】を守りし者なり・・・・。』
討魔「何故こんなめんどくさいことをする? それともこれは既に試練なのか?」
『いずれ分かる。 我はある者に頼まれてお主らを強くせねばならん、しかし強くなるのはお主らじゃ、戦い続けいずれここに来る頃に答えは見える。』
剣徒「ある者? もしかして教官殿かな?」
『さぁの、全ては我の元に、待っておるぞ。 健闘を祈る。』
尚矢「この鍵を7つ集めないと【土の門】に入れないっぽいなぁ・・・・。」
剣徒「そうですね、あと最低でも6体はさっきの魔物クラスが出てくるってことですね。」
討魔「打撃が聞かない設定だったな。 これからさきもさっきみたいな特性付きが出そうだな。」
尚矢「そうやなぁ・・・・今回の試練はちょっと骨が折れそうやなぁ。 ま、とりあずこの鍵はわいが持っとくわ。」
そういって尚矢が鍵をズボンのポケットにしまおうとしたとき、鍵から電撃が走り尚矢は鍵を投げ捨ててしまった。
尚矢「痛っ・・・・なんや? 電気が走りよったで!?」
剣徒「そういえば鍵は7つとか言ってましたね・・・・一人に一つの鍵って決まっているのかも・・・・。」
討魔「じゃあ・・・・真癒だな。」
尚矢「なんでや?」
討魔「魔物にトドメをさしたのは真癒だろう。」
守武「それだけの理由って・・・・簡単すぎないか?」
そういってる間に真癒が鍵を拾い上げ、ポケットに入れる。
真癒「持てたわ。」
尚矢「持てたんかいっ!!!」
討魔「ほらな、つべこべ言わずさっさと先に進もう。 俺達は一刻も早く強くならないといけない。」
そういって7人は歩き始めた・・・・。
~ケツァルコアトル~
『フフフ・・・・一つ目の試練は力の試練、たまたまクリア出来たようだが・・・・次はどうかのぅ・・・・。』
『世界は力だけで上って行けるほど甘くない・・・・今回は7人のチームワークとやらをとくと見せてもらおうかの・・・・。』
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